MONOKIRI 35mm

フジフイルムのカメラを中心にモノ切りブログ

【感想】FUJIFILM X-T5 1年間使ってみて

フジフイルムのX-T5。発売と同時に購入して1年が経ちました。レビューでは無いですが、周りにごたく話せる人もいないので(フジを使ってる人がほぼいない)、富士フイルム X-T5を1年間使ってみての感想を書きたいと思います。

 

タイの「Siam Premium」にてXC15-45mm f3.5-5.6

日本の「明治神宮」にてXC15-45mm f3.5-5.6

タイのナイトマーケット「Talad Rot Fai」でXF35mm f1.4

「MAD3」のEDDIE氏 XF35mm f1.4

「SAIGAN TERROR」XF35mm f1.4

「THE DIE HARDS」XF33mm f1.4

タイの国鉄に乗って XF33mm f1.4

シラサギの飛翔

カワセミの一種 ナンヨウショウビン

野鳥撮影 Tamron 150-500mm f5-6.7

去年開催されたタイのカメラフェア「PHOTO FAIR 2022」でフジフイルムの目玉として発表と同時にお披露目&先行販売されたフジのaps-cミラーレスカメラX-T5(タイは2022年11月23日発売)。僕はそこでそれまで使ってたX-E4を手放してX-T5を買って、ちょうど丸1年が経ちました。僕にはサブとかメインは無く、旅先で使うのもライブハウスで使うのも、動画撮影で使うのも、大きなズームレンズを付けた野鳥撮影でも、たまーに頼まれる仕事の撮影でも、なんでもかんでも全てFujifilm X-T5を使ってます。そういう意味ではほんとのほんとの意味でX-T5と共にしたこの1年。


▼半年の時の感想はこちらwww.monokiri.net

<X-T5を1年使ってみて>
買って良かったかどうかと言えばズバリ買って良かった。この1年レンズやなんだで沢山お金も使ったし、野鳥撮影ではフジのAFに散々苦労して、他のメーカーのカメラに買い替えようかとも考えた。ここ最近のフジの売り方とかディスコン問題なんかで、フジフイルムというメーカー自体にも嫌気がしてたけど、それでもこのX-T5のカメラじゃ無ければ、カメラと言うより写真を撮ることそのものに、ここまでのめり込むことも、情熱注ぐこともきっと無かっただろうから、多分僕にとってはX-T5だったんだろうと思う。

良かった点

1.モノとしての出来の良さ
前に使ってたX-E4の時でも感じたことだけど、フジのカメラは出来が良い。ボタンの配置や、カメラ本体の質感、使われてるフォントや、設定画面のレイアウト(見た目)まで。奇をてらったものは無いけど、レンズ含めて造りやデザインにカメラらしさと一貫性を持って作られてる事がわかる。何だかんだでX-T5を手放さなかったのはモノとしての出来の良さが一定の所有欲を満たし続けてくれたからなんじゃないかと思う。

2.何にでも使えるカメラ
カメラを買って撮りたいと思うほとんどの事にX-T5は使える。旅先でも、片手でカメラ持ちながら人ごみの中でも、ライブハウスでの動画撮影でも(音も悪くない)、鳥認識AFが搭載された事で超望遠レンズを付けての野鳥撮影も、電子シャッターなら最高20連写で撮影ができる。プリ撮影で1秒前の鳥の飛び立つ瞬間だって撮れるし(RAWでも撮れる)、人肌をきれいにする「スムーススキンエフェクト」や曇った空の色を青く写す「カラークロームブルー」まで搭載されてる。性能やスペックでベストじゃない部分もあるけど、ほぼすべての項目でベターな撮影はできるカメラだと思う。

3.とにかく色が良い
この点がフジフイルムの一番のポイントだと思うけど、フジの写真は色が良い(綺麗と言うより色が良いという感覚)。フジと言えば「フィルムシュミレーション」、実際使っていてもそう感じる。僕は基本RAWで撮影してLightroomでいじって写真を完成させるけど、ベストな光加減で撮れた時は、色に関してはほぼいじるところがない。

悪かった点

1.暑さに弱い
これは普通に撮影してる分にはあまり問題がないけど、野鳥撮影なんかで連写で撮影を続けてると結構早い段階で熱警告が出る。熱警告が出るとカメラがスローになったような動きをするので一度電源を切って熱を冷まさないといけない。タイという一年中暑い国で使ってるので余計出やすいのかも知れない。ただ周りで使ってる人のカメラと比べてもX-T5は熱警告は出やすいカメラだとは思う。

2.やっぱりAFが遅い..
究極言うとこの一点に尽きる。使ってて思うのがAF精度は決して悪くない。X-E4なんかの第四世代と比べるとAFは大分速くなった。それでもAF速度は他メーカーと比べるとやっぱり遅い。飛んでる鳥でもAFで合わせて撮れはする。だけどカワセミやツバメなんかの小さくてすばしっこく飛ぶ鳥や、蝶やトンボなんかだとフジのAFは追い付いてくれない。撮れないとは言わないけど撮るのはすごい大変。特に野鳥撮影に熱中してる僕にとってはそれがX-T5を使ってる上での一番のストレス。

結局のところAF性能がもっと良ければ最高のカメラなのになって思う。「野鳥を撮らなければ良いカメラ」とも言えるけど、AF性能って野鳥撮影に限らずどんな撮影でも重要な役割だから(マニュアルでしか撮らない人は別)、あらゆる撮影でこのAF性能のマイナス部分は付いて回ると思う。ちなみにライブハウスでの撮影で困ったことはない。AF性能はソニーから技術を売ってもらってでも上げてほしい。

で、半年前にも書いた同じ内容を新たに・・・

【あの時に戻れるなら】
あの時に戻っても多分僕はX-T5を買うと思う。だけどもし今X-T5を持っていない状態だったら、今の僕はX-T5を買わない。特に一年経って値段が下がるならまだしも、逆に値段が上がったX-T5を買う意味を僕は見出せない。この一年の間にいろいろなメーカーのカメラを見て触ってきたけど、同じ値段と予算なら僕なら別のメーカーを買う。

【他メーカーと比べて】
これもこの一年いろいろ見てきて感じたのが、やっぱりソニーとキャノンは良いなと。売れてるメーカーは安心感がある。多分これはフジフイルムを使ってる人なら誰もが頭によぎる事なんじゃないかなと思う。それだけここ最近のフジはフジを使い続ける未来を不安にさせた。

【フルサイズと比べて】
この点は以前と変わって、aps-c機でも良いなと思うようになった。性能面や解像度、ボケ感で言ったらフルサイズなのかも知れないけど、良い写真にフルサイズもaps-cも関係ないと実感としてわかった。それと明らかに僕よりフジフイルムのカメラで良い写真を撮ってる人が世の中にいて、自分より良い写真を撮れる人がいるのにフジのカメラで撮ってる僕がX-T5を手放してフルサイズ機を買う理由はない。

【同じ第五世代と比べて】
X-T5にX-H2、X-H2s、それとX-S20が第五世代のカメラに加わった。この中で選べって言われたらX-S20と悩んで、最終的には4000万画素のX-T5を選ぶと思う。やっぱり写りの良さに画素数は関係する。人の撮った写真じゃなく、自分自身で2600万画素と4000万画素のカメラで撮り比べたらはっきり違いがわかると思う。20万、30万円と値段が違うなら話は別だけど、7万円の違いでaps-c機では最高画素数の4000万画素(有効約4020万画素)が手に入るのはやっぱり魅力。X-T5を選ぶ。

Nikon Zfと比べて】
これだけ新しく追加。Zfが発表されて、日本に行った時もニコンプラザにZfを見に行ってすごい悩んだ。デザインの部分もだけど、フジのこれからを考えて乗り換えるならこのタイミングかなとその時は考えてたから。だけど実際にZfを見て、自分のX-T5を見ながらいろいろ考えて気が変わった。あー僕が好きなのはX-T5なんだなと。このカメラで良い写真を撮りたい。可愛さ余って憎さ100倍じゃないけど、この1年の間にいろいろフジやX-T5で苦い思いをしながらも、たまに魅せるX-T5の写真の色と写りに、愛情みたいな気持ちが芽生えてしまった。。Zfがダメとか良いとかじゃ無い。ただ少し本音を言えばZfには奇をてらったものを感じてしまって、それは僕には受け入れられなかった。


【まとめ】
という事で、ほぼ感情一辺倒なFujifilm X-T5を1年間使った感想でした(性能面は半年間使った感想で語ってます)。あーだこーだ言えるような身分でも立場でも何でもないけど、今カメラを持ってなくてX-T5を買おうかどうしようか悩んでるなら値段含めてあまりおすすめできないカメラになってしまったかも(素直にソニーを買う方が幸せになれる気がする)。ただ決して悪いカメラではないのでフジと心中する気があるのなら今のフジのラインナップならX-T5だと思う。それと今すでにフジを使ってる人やX-T5を使ってる人には、僕と同じようにいろいろ思いながらもそのままフジを使ってくれてると嬉しいです。知らない誰かがフジのカメラで撮ってたり、たまたま街で見かけたり、ネットなんかでフジで撮った写真を見かけると、「おっ?!同じフジフイルムだ」って少し嬉しい気持ちになります,,, フジの未来と、出来ればAF周りのファームウェアアップデートをまた期待しながら、僕はこれからもX-T5で写真を撮っていこうと思います。

 

フジの色と画質の全てFUJIFILM画質完全読本

フジフイルムのミラーレスカメラを使ってる人の半分ぐらいは既に読んでるかも知れないけど、「FUJIFILM画質完全読本」はほんとに良い解説本。フジのカメラの熱い魂みたいなものも感じるし(2020年発行でこの頃はフジが熱い時代だったのかも知れない)、フィルムシュミレーションについても一つ一つしっかり解説してくれていて各シュミレーションの意図がわかる。僕はX-T5を手にした後にこの本を読んだけど、フジのカメラのこともより深く知れたし、X-T5の事もより好きにもなりました。


FUJIFILM画質完全読本


▼何だかんだ手放せないXF35mm f1.4

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長文になりましたが、FUJIFILM X-T5 1年間使ってみてでした。

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