中判コンデジGFX100RF「X Summit PRAGUE 2025」の感想

3月20日に開催されたフジフイルムの『X Summit PRAGUE 2025』で発表されましたね。フジの中判（ラージフォーマット）GFXのレンズ一体型ミラーレスカメラGFX100RF。

「GFX100RF」

よはフジの人気コンデジX100シリーズのGFX版って事なんだろうけど、35mm換算で28mm相当の35mm f4のレンズと一体型の1億200万画素ラージフォーマットコンデジ。日本での販売価格は約75万円。僕が住んでるタイでは4月30日から日本円にして約77万４千円で販売されるらしい。中判カメラと考えたらお手頃？？らしいけど、単純に値段が値段なので僕には全然お手頃感はありません。。

ただ、このGFX100RFが人気になったら、フジのAPS-C機で出てるX-Tシリーズとか、X-E4とかのX-Eシリーズとか、X-M5なんかのGFX版がいずれ登場するのかもしれません。例えば5000万画素でGFX-E50みたいなカメラが出たりして。そうするとそれなりの値段はするとしてもフジの中判カメラにぐっと入りやすくはなると思うので、そういう未来があるとしたら「GFX100RF」が出る事は、フジのカメラを使ってる人間にとっても明るいニュースなのかも知れません（全員にとは思わないけど）。

【サイズ感】

身体の大きな外国人が持ってるせいかX100VIよりもGFX100RFの方がバランスがなんかしっくりきます、、ただがっちりジャパニーズサイズの僕にはX-T5にXC15-45mmとかXF35mm f1.4のレンズでもそれなりのずっしり感と、特にサイズ感のかさばりが大分あるので、街出るときなんかは一切持ち出さなくなりました（今はLumix gx7mk2しか街には持って行かない）。。中判カメラとしては小さくて軽いカメラかも知れないけど、気軽にいつでも持ち出せるかと考えたら僕にはちょっとキツいかも知れない。。

【装着レンズ】

GFX100RFに装着するレンズは35mm換算すると28mm f3ぐらいになるらしい。23mm f2を付けてるX100VIもだけど（あまりX100VIに興味が注がれないのはf2の明るさのせいもある）、フジって単焦点レンズはF1.4シリーズとか明るいレンズを出すのに、レンズ一体型になるとレンズを小さくするためではあるんだろうけど、それでもちょっと控え目なF値で出しますよね。明るい時間の風景撮るの向きという事なんでしょうか。

【新搭載アスペクト比切換ダイヤル】

今回GFX100RFに新しく搭載されてる機能で特に気になったのが、9種類のアスペクト比をダイヤル回して切り換えられる「アスペクト比切換ダイヤル」。

X-T50が登場した時にフィルムシュミレーションダイヤルがカメラの軍幹部に付いて、そんなのいるかな？って少し思ったけど、今回のアスペクト比切換ダイヤルを見て、手元で気軽に切り換えられると確かに頻繁に使うようになるかも知れないなって。僕はけっこう撮影した後でもアスペクト比変える事が多いので（特に5:4なんかは日常的に使う）、アスペクト比の切換ダイヤルがあるのは良いなって思います。

X Summitの動画で「1億万画素だから実現できた」みたいに言ってたけど、デジタルテレコン80mmで2000万画素とか許容して搭載するなら、APS-C機のXシリーズでもワンボタン切り替えとかでアスペクト比を増やす機能を搭載するのは許容できるはず。ファームウエアアップデートで是非入れてほしいです。

【まとめ】

まだ実機も見てないし、手振れ補正が付いてなかったりも中判カメラでの撮影でどれぐらい影響あるのかもわからないけど、結構良いカメラというか興味注がれるカメラが出たなとは思います。フジって機能面の劣ってる部分を撮影体験をカメラに具現化して搭載してカバーするの得意ですよね、、

ただ、中判とか関係なくカメラに75万は僕の価値観の世界では高い。ただ僕には高いけど、GFX100RF自体はけっこう売れるんじゃないかと思います。特に僕が住んでるタイなんかでは人気出るんじゃないのかなって。タイも中間層が増えたと言っても、カメラを趣味にしてるタイ人はこぞって富裕層なんで（アジア圏はどこもそうですね）。X100VIがかなり人気なので、GFX100RFも普通に買う人けっこう多いんじゃないかなと思います。

ほんとにフジはいつかアジアのライカになるかも知れないです。

▼フジフイルム公式GFX100RFページ

www.fujifilm-x.com