【X-T5で本気のカモメ撮影】AF性能についても

X-T5を持って、本気のカモメ撮影に行ってきました（よは試し撮りとか言い訳せず本気の本気で撮ってきました）。場所はタイのサムットプラカーンにある「バンプー保養地」という所で、1カ月ちょっと前にもX-E4で撮影してきた場所です（X-E4での写真は下の方にリンクあります）。

与太郎組曲「本気のカモメ」
Fujifilm X-T5 / XC50-230mm f4.5-6.7

このブログでも、レビューサイトにもですが、ファーストインプレッションで「X-T5のAF性能はX-E4とあまり変わらない」って投稿したのですが（実際、買った直後はそう感じた）、いやいや、いろいろ試したらそんな事はない。すべての環境下とまではいかないですが、かなり！これはかなりX-T5のAF性能はX-E4の頃から上がってます！！

前回はカモメを撮影しに行った時は、X-E4にXC50-230mm。そして今回はX-E5にXC50-230mm。このズームレンズはF値も開放で4.5-6.7（230mm側では6.7）と決して明るいレンズでもなく、特にAFスピードは決して速くはないフジフイルムのキットレンズ的な位置付けのズームレンズで、値段も他と比べると圧倒的に安く（僕は中古で15,000円ぐらいで買いました）、ただその割りにはなかなかの写りで、それもあってXF70-300mmや、タムロンの150-500mmなどの一ランク上のレンズを欲しいと検討してはいるものの、まだ購入に踏み切れずにいます。AF速度は別として、写りに関してはそれぐらいXC50-230mmのレンズも僕にとっては良いって事です。

＜X-T5のAF【鳥】の性能＞
さて今回は現地に到着したのが夕方の4時ちょっと過ぎ。前回は昼前には着いて撮影してましたが。今回は向かったのが遅かったのと、連休のせいで、「バンプー保養地」もすごい人が多く、車を駐車するまでにすごい時間がかかりました。日も暮れてきたし（17時回ると真っ暗になります）、今回はあまりちゃんと撮れないかななんて思ってましたが。いやいやびっくり。X-T5の「被写体検出AF設定」のAF【鳥】。100%毎回ビタっとまではいかないですが、飛んでるカモメをかなりの割合でAFが追っかけてくれます。今まで使ってたX-E4にXC50-230mmではどんな状況だろうと、もっと言えば歩いてる鳥でさえAFが鳥を追っかけてくれたことなんて一度も無かったわけです（なのでX-E4では、飛んでる鳥を撮影するときはマニュアルで撮影してました）。

ただAF性能が上がったと言っても、さすがに17時を過ぎたあたりからは空が暗すぎて、AFどころかISOを上げても普通にカモメを撮影すること自体が大変でしたが。。1～3枚目。特に飛んでるカモメの撮影は16：30～16:40ぐらいの時間帯にX-T5のAF【鳥】でカモメを追いかけながら撮影。彼女がカモメにエサをあげてる写真は置きピンみたいな感じなのでマニュアル撮影ですが。どちらにしても18時で真っ暗な時間帯なんでAFは難しいと思います。4枚目、5枚目の暗い海の上のカモメの写真は、17時回ってますがこれはAF【鳥】で撮影。シャッタースピードを落とさずISO感度を上げながらで、なかなか撮るのに苦労しましたが、カモメが白いこともあって、海の黒さとの対比でそれなりにAFは追従してくれました（してくれない事も多々あったけど）。普通遅い時間帯は鳥の撮影には向いてないのかも知れないけど、撮影した写真を見るとバックの夕焼けや黒々とした海が雰囲気のある写真を作ってくれてるのかなと思います。

＜最初X-T5のAF性能があまり変わってないと思った理由＞
ファーストインプレッションでは、「X-T5のAF性能はX-E4とあまり変わらない」なって感じつつ、今回のカモメの撮影では十分AF性能が上がったことが実感できたわけですが、カモメを撮影した次の日に、よく野鳥撮影をしに行く公園にもまたまた鳥を撮りに行ったわけなんですが、そこでなんとなくわかりました。X-T5のAF【鳥】は、バックの背景と鳥との色の差、それとバックと鳥との距離感が近い時には、けっこうAF精度が悪いようです。例えばバックが木とか葉っぱで少し色がごちゃごちゃしていても、鳥との距離感があるとX-T5のAFが飛んでる鳥を追ってくれるけど、木と鳥との距離感が近いとけっこうAFが合わずに迷います（なので木に止まってる鳥でさえも合わないわけじゃないけど、AFが少し合いにくい）。なのでもしかしたらカモメの撮影の時は昼過ぎの少し遅い時間帯だったので、白いカモメと少し薄暗く色のついた空や海などのバックとの色の差がしっかり出て、逆にX-T5のAF【鳥】の機能が追従しやすかったのかも知れません。

▼ちなみにX-E4にXC50-230mmで前回同じ場所で撮影したもの

www.monokiri.net

見比べると明らかに、と言うより比べるまでも無く今回撮影した写真の方が良いと思う。カメラ性能だけで言えば、これはAF性能もだけど、X-T5の4020万画素の影響もかなり大きいと思う。実際写りだけで言えば、何を撮影しても今までより2倍から3倍は写り良いと思いますので。

という事で、X-T5で本気のカモメ撮影でした。

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ライブ写真と鳥写真は、自分なりに本気で取り組んでます。

次回はカメラフェアの時の記事が【その２】で止まっちゃってるので、時間見つけて続きを書こうと思います（3で完結予定）。

長文お付き合いいただきありがとうございました。