MONOKIRI 35mm

フジフイルムのカメラを中心にモノ切りブログ

「タイのカメラフェア2023」に行ってきた。

サイアムパラゴンで開催のPHOTO FAIR 2023


タイ・バンコクのサイアムパラゴンで開催されてるカメラフェア『PHOTO FAIR 2023』に行ってきました。僕はちょうど1年前の2022年11月開催のこのフェアでFujifilm X-T5を発売と同時(特典でXF18mm f2のレンズ付き)に購入したんです。

 


一応自分の中での何となくのお目当ては「Nikon Zf」、それとXマウント用のシグマ23mm f1.4の単焦点レンズ(純正の新型XF23mm f1.4も)。Zfは日本でもニコンプラザに行って見てきたけど、カメラフェアで他のカメラなんかと一緒に見るとまた見え方も違うし、去年X-T5を買った時のような衝動買いも起こったら起こったで無しじゃないなと(逆にそういうのないと買えないし)。そんな感じで行ってきました。

 


入ってすぐ目に留まったのは『キャノン』と『フジフイルム』のブース。去年はキャノンとソニーのブースが特に大きかったかな(フジも小さくなかった)。僕はあんまりキャノン機って見た目が好みじゃないから興味薄いけど、少し年配のタイ人カメラマンは大抵キャノン(ミラーレスも一眼レフもよく見かける)。キャノン用の一眼レフのレンズとかもタイは中古で沢山あるから、以前はタイはキャノン一色だったのかも知れません。僕が昔タイの会社で撮影の仕事してた時も支給されたのはキャノンの一眼レフでした。

 

FUJIFILM GFX100 II

「フジフイルム」

まずはフジフイルムのブース。言ってもX-T5一台持ちでメインで使ってるので当然僕の一番の関心はフジフイルム。ただ今回のカメラフェアでのフジの目玉は発売されたばかりの中判サイズのGFX100 II。興味が無いわけじゃないけど直近で中判に手を出すことはまずないだろうから、そういう意味ではGFXへの興味は薄い。


で、僕も使ってるX-T5とかのフジフイルムのAPS-C機 Xシリーズ。日本ではモノが無かったり、受注中止になったり、値上発表されたり、実際僕も日本に行って見てきたらどこもカメラ本体は売ってなかったけど、タイだとX-T5もX-S20も売ってる(X-T5はオフィシャルで今買えるのは16-80mm f4とのレンズセットだけ)。カメラフェアでのフジのブースを見ても「Xシリーズのカメラが無い」という雰囲気はまったく無かったので、やっぱり円安の影響で意図的に日本は供給をストップしてたんじゃないかなと思う。X-T5はタイだとボディ価格は64,990バーツ。日本円で27.5万円。高い!だけどこれ数年前だとレートで言うと23万円ぐらいの価格。タイの人からしたら今も昔も64,990バーツは64,990バーツ。実際円安だししょうがないのかな、どうなんだろ?

 

Sony A7C II

ソニー

続いてソニーのブース。目玉はα7C IIとα7CR。でもソニーは全般的にどの機種もいろいろ置いてある。個人的にはあまりソニー機が好みじゃないけど野鳥撮影をしてると常に気にはなる。実際僕がよく野鳥撮影に行く場所でもソニー機を使ってる人は多いし、人気だけで言えば今タイで一番売れてるミラーレスカメラはソニーなんじゃないかと思う。ところで二枚目の写真。ちょっと途切れてるけど右の女の子。去年もだけどソニーは薄着の女の子が中に座ってて置いてあるソニーのカメラで「私たちを撮ってくださ~い」みたいなブース。前回もだけど奥さんと来てるから、奥さんが超絶嫌がって、大抵ソニーブースを見てる間にどっか行ってしまう。。別に良いんだけど、出来ればソニーは2タイプのブースを用意してほしい、、まじで。α9 IIIは僕が見渡す限りは置いてなかった。


去年より大きなニコンブース

Nikon Z9

Nikon Zf

ニコン

来たニコン!去年より大きなニコンのブース(去年はもう無くなるのかと思った)。今僕が気になってるNikon Zf。タイだと普通に買えるのかなと思ってたけど、タイでももう在庫はないみたい。ただタイではレンズキットしか販売してなくて、しかもZf用のグリップとかはタイでは販売されてない。ブースでのZfの扱われ方を見てるとあまりタイでは力入れてないのかもしれない。で、置いてあるZf触って思った。日本でもニコンプラザで散々触ってはいるんだけど、思ったより写りというか触った感触というか、なんかピンとこない。それとは逆にZ9を初めて触ったんだけど、Z9やべーなと。思ってたのと全然違った。AF(ピン!ピン!ピン!って感じ)とか写りも良いし、何よりデカくて重いのに、すごい持ちやすい。これがニコンフラグシップ機ってやつですか。Zfと全然違うじゃん!

ちなみにニコンも去年同様。ソニーとはまたタイプが違うんだけど、ねーちゃんで客集めるのやめた方が良い。重厚なニコンのカメラには似合わない。

 

OM SYSTEM OM-1 + 300mm F4 Pro

「OM SYSTEM」

相変わらずジミヘンライクなOM SYSTEMのブース。大きさで言うとレンズメーカーとかカメラバッグのブースと同じぐらい。でも、OM-1に300mm F4 Proのセットはすごい気になってる。僕がよく野鳥撮影で遭遇する人がOM-1 + 300mm F4 Proでハリオハチクイやカワセミの飛翔写真をバシバシ撮ってて「あーOM-1ってやばいのかな?」って僕の中で大分興味がある。ただ実際ブースで触らせてもらうと良さが全然わからない。。これはカメラがというよりブースのせいもあると思う、他のメーカーのブースは試し撮りできる被写体だったり、巨大スクリーンなんかがあって(ニコンはバイクレース流してた)、多少なりともカメラの良し悪しを体感することができるんだけど、OM SYSTEMはそれがまったくできない。いやーカメラどんと置いてあるだけで興味持てって、そりゃ無理ですよ。。


CANON EOS R7

「キャノン」

キャノンは2個ぐらいブースがあった。個人的にはキャノンで目新しい商品は無かったけど、着実に売ろうとしてる感じ。キャノンのブースは見に来てるお客さんとかも他より実際買おうと思って見に来てる感じの人が多い印象(なんか触ってる感じとかスタッフに質問してる感じでそういうのわかるよね)。キャノンのカメラ触って思ったけどAF性能は一番良いというか一番安定してるのかも知れない。もしかしたらR7にくっついてた70-200mm F2.8のレンズのお陰もあるかも知れないけど、カメラフェアなんだから自分のところの最高の状態でデモ機を置いとくのは当然。こういうところが仕事機でキャノンが多く使われてる理由なのでしょうか?見た目はあまり好きじゃないけど、今度キャノンのカメラをレンタルしてみようかなと思いました。

 



パナソニックLUMIXのブースとかもあったけど、去年同様パナソニックのブースには一切近寄らず。もちろん好きな人にとっては好きなメーカーなんだろうけど、カメラ音痴な僕にはまったくパナソニックの良さが伝わってこない。シグマのカメラにはけっこう人が集まってた。

SIGMA 23mm F1.4 DC DN (Xマウント)

シグマ23mm f1.4をX-T5に付けて撮影
@F/1.4 1/1000s ISO-800 23mm(35eq.35mm)

シグマのブースでフジのXマウント用「SIGMA 23mm F1.4 DC DN」の単焦点レンズを自分のX-T5に付けさせてもらって触ってきた。僕は今ライブハウスでの撮影にはXF35mm f1.4を付けてるけど、もう少し広い画角が欲しいのと(AF速度も)、XF33mm f1.4をレンタルして一度ライブハウスで撮影したときに驚くほど写りに感動して、これは新型XF23mm f1.4もやばいんじゃないか?だけど31,990バーツ(日本円で136,000円)で高い。。だけどシグマのなら日本で6万円しないぐらい(タイだと9万円ちょっとしてる、、)。評判も良さそうだし、もし触って良い感じなら誰か知り合いが日本行った時か日本から来るときにシグマの買って持ってきてもらおうかとかも考えてた。

 

自分のTamron150-500をシグマ23mm f1.4で撮影

シグマのブースで23mm f1.4を触らせてもらう前にフジフイルムのブースでXF23mm f1.4の新型をX-T5に付けて触らせてもらったけど圧倒的に・・・もう圧倒的に新型XF23mm f1.4の方が色味とか背景のボケ具合とか写りの全てが良かった。なんかシグマのレンズって前に18-50mm f2.8も30mm f1.4も、100-400mm f5-6.3を試した時も思ったけど、青味が強くてフジの緑色とバッティングしてる感じがする。これはRAWで撮影しても、Lightroomで写真の色をいじってても感じる。価格はすごい魅力的だけど、単純にフジとの相性は良くないのかも。

という事で、もちろん値段も気にはなるけど(というより値段がネックでXF23mm f1.4を買えずにいる)、単焦点レンズに関しては、ズームレンズ以上に写りオンリーで選ぶべきなのかなとも感じる。この先もフジのカメラをメインで使うなら23mm(35mm換算で約35mm)に関しては高い金払ってでも新型XF23mm f1.4(XF23mmF1.4 R LM WR)一択なのかなと思いました。僕はですよ。


▼新型XF23mm f1.4

 

【まとめ】

去年に続き行ってきたタイ・バンコクで開催されたカメラフェア「PHOTO FAIR 2023」。去年はFujifilm X-T5という僕にとっての超巨大な目玉商品があったので、初日と最終日の2回訪れて、最終日に意を決してX-T5を買ったわけだけど、今回は自分にとってのそういうのは無かったカメラフェアでした。ところでタイはコスプレとかそういうのを撮るためにカメラを買う人が多いのかな。後はアイドルとかそういう撮影に使う人とか。去年以上にカメラフェアでの出し物含めその色が濃かった感じがする。それがダメだとか言うつもりはないけど、例えば僕の奥さんとかは一緒に来てもそれ一色だと楽しめない。正直自分も新たな衝動というか、例えば超巨大な打ち上げ花火の写真(天井に届くくらい)なんかが飾ってあって、このカメラで撮りましたみたいにカメラが置いてあったら、「やべー俺もこのカメラ買って花火撮りてー!」みたいなそういう衝動も生まれるかも知れないけど、そういうのが全く無いわけです。もうちょいカメラで魅せられるものって世の中にいろいろあると思うんだけどね。

 

見てる人いなかったけど写真展もありました。

スパイダーマン的な集い

誰のコスプレなのかは存じ上げません

このカエルと奥さんは写真を撮りたがってはいた


「タイのカメラフェア2023」に行ってきた。でした。

 

見て頂きありがとうございました(良かったらポチっとお願いします)。