MONOKIRI 35mm

フジフイルムのカメラを中心にモノ切りブログ

【完結編】星が撮りたくて「Samyang 12mm F2.0 NCS CS」

Xマウント用「Samyang 12mm F2.0 NCS CS」

 

『星景写真』の撮影ツアーに「Samyang 12mm F2.0 NCS CS」を装着してタイの「カオヤイ国立公園」という所に行ってきました。公園と名がついてるけど、ほぼ山です。

僕のフジフイルムのミラーレスカメラX-E4に「シグマ 16mm f1.4」と「Samyang 12mm F2.0 NCS CS」で星撮影にどちらにしようか悩んで最終的に選んだSamyangのでしたが、結果的に12mm(フルサイズ機の35mm換算で18mm)のレンズ選んで良かった。

 

▼悩んでた前編

www.monokiri.net

 

実際に星の撮影をしてみると12mmでギリ納得という画角で、16mm(換算24mm)だったら写真の中に木とか風景がうまく入らなかったかも。それと「Samyang 12mm F2.0 NCS CS」はマニュアルレンズなので(少し高いけどAFタイプも出てます)、AFあった方が良いかなとかそこも少し悩みの一つでしたが、星撮るのにAFは必要なかったっぽいです(というより撮影した場所が暗すぎて、AFだと逆にボタン操作とかも面倒だったかも)。。

 

懐中電灯ないと何も見えない所で星の撮影

 

感覚的に星景撮影は、X-E4にXF27mmf2.8のレンズを付けて外を撮るのと同じぐらいの画角に12mmのレンズででも感じました。それぐらい広角側が必要って事なんですね。実際やってわかったこの感じ。それと本番にはKenkoの「プロソフトンクリア」のレンズフィルターを装着して挑む予定でしたが、タイのカメラショップどこにもそんなものは売ってませんでした。。ただ中古で買ったときからKenkoの「AIR UV」フィルターというのが装着されてる状態で、これも若干星の発色が良かったので、まぁ結果オーライでした。このKenkoの「AIR UV」というフィルターも逆に日本だとネット見ても売ってないようですね。商品名が日本とアジアで違うのか、そこらへんは分かりませんが。


さて、フジフイルムXマウント用の「Samyang 12mm F2.0 NCS CS」の単焦点マニュアルレンズですが、見た目はあんまイケてないし、普段撮りだとあまり感動するような写りもしてくれないのですが、ネットなんかでも“星空で威力を発揮する”という先人の方たちのお言葉通り、星撮影ではなかなかのパワーを発揮してくれたように思います。僕はレンズを買う時でも買う前にネットのレビューやブログ、YouTube動画なんかもかなり見る方なので(日本のだけじゃなく、海外のもかなり見ます)、やはり先人の言葉ってのは生きる上でも、カメラの上でも大切なんですね。感謝。


▼Samyangの12mmを買うまでに一番参考にさせていただいたブログ

drasworld.com

 

さて肝心の『星景写真』ですが。プロの写真家も何人か参加した10名ほどで一緒に撮影しましたが(僕以外は全員フルサイズ機、それと1名はフジのGFX中判機)、解像度とかそこらへんは敵いませんが、構図では僕も決して負けてないんじゃないかなと。


▼撮影ツアーで撮った僕の『星景写真』を載せておきます。


僕もレイザーラモンの芸歴ぐらいの長さはデザインの仕事してますので、そこは僕も意地をはりたい(張ったつもり)。それとほんとは「タイムラプス撮影」というゴッホの絵みたいな星がグルっと一周した撮影もツアーでは予定されてたのですが、”後ろから野生のゾウが来たから避難しろ“と、軍隊的な警備の人たちがやってきて結局30分もしないで退散するはめになり星撮影自体が終了となりました。タイらしい出来事!

 

▼本編「星が撮りたくて」もお時間ある時に見てやってください。

yotarosuite.com


星撮影にはあと5年ぐらいはこの「Samyang 12mm F2.0 NCS CS」のレンズを使って撮影したいので、これにて完結編となります。

値段高くないし、マニュアル操作しやすいし良いですよこのレンズ。見た目はダサいけど許せる範囲!

 

Samyang 12mm F2.0 NCS CS