MONOKIRI 35mm

フジフイルムのカメラを中心にモノ切りブログ

男にとっての腕時計

www.breitling.com

 

みなさんは良い腕時計着けてますか?

腕時計はスウォッチだ何だと何本か持ってますが、去年だったか、一昨年だったか、いや去年だったか?いわゆる“良い時計(高級腕時計?)”ってやつを初めて買いました。

ブライトリングのスーパーオーシャン ヘリテージ。ネットで見たら正式名称は「スーパーオーシャン ヘリテージ B20 オートマティック42」のようです。僕より一つ年上の先輩に「なんか良い時計が欲しいんですよね」って話をしたときに「ちゃんとしたのが欲しいなら自分の年齢と同じか高い時計を買え」と、アドバイスをいただきまして。

つまり僕の場合は、当時すでに40歳を超えてましたので、40万円以上の時計ってことですね。確かその時は50万円辺りを目途に、これっていうのがあれば100万まではと決めていろいろ探した記憶があります。

ブランドも洋服も、若い頃から人並以上には好きな方だと思うので、腕時計に対してもまぁそれなりの興味はあったのですが、若い頃に一時タグホイヤーは持ってたけど、なんかこういう時計をちゃんと買うまでに、けっこうな歳を食ったなと(タイに来た当初は金が無かった時期が長かったのもでかい)。。。

 

でもって表題でもある「男にとっての腕時計」とは何ぞやと・・・?


時計なんて時間さえわかれば何でも良いんだよという人はとりあえず無視で。。男にとっての腕時計は、もうまんま見栄を形にしたものだと思うし、自分を示すわかりやすい証明書のようなもんの一つだと僕は思ってます。よはこれぐらいの時計を買える人です。着けれる人間です。そしてこういう時計、ブランドを選んだ人間です。を、外へ示すという事ですかね。

僕はブライトリングの時計に決めるまでに、オーデマピゲとかロレックスとか、オメガとか、まぁタイにある店は、ほぼすべて何度も何度も見に回りました。そうこうしてる中で自分が決めたラインは、まず一括で買う事。つまりローンをしないと買えないものや、何かを我慢しないと買えないレベルのものは買わない。よは身分相応、自分のステータスと同列のものにしようと。それと自分のスタイルに合わないものは買わない。仮にデザインが気に入っても、予算内だとしても、ブランドから感じるスタイルや匂いが自分に合わないなら買わない。そして最後は、並行店や中古品、セールや型落ちを買うのはやめようと。カッコつけて言えば、買う側の自分自身を安売りしないで、その時の現行品をちゃんと正規店で買おうと。


そんなこんなで、いろいろ見ていく中でロレックスとかは早々に脱落、、店に入った瞬間から店員も店の内装すらも、ここタイでも俺のことはお呼びじゃないオーラ全快でww で、隣の店に置いてあったチューダーも無し。僕は一人っ子なんでね。

タグホイヤーも今回はなし。若い頃に一度持ってたというのもあるし、少し新入社員のような若々しい匂いが40を超えた俺の今買いたい時計のコンセプトとは一致しなかった。(モナコは若くないけど着けたら似合わなかった、、)

シャネルとかそっち系は今回は素通り。

で、オメガ。オメガはデザイン自体はけっこう好きで。最初オメガにしようかと「007」と「コーアクシャル」は悩んだ。ただ、007あんま見ないし思い入れないし、それとコラボはなーって、どことなくデザインも本丸じゃない感じだし。そして「コーアクシャル」。これは試着した瞬間、隣にいた彼女に「カッコ悪い(タイ語でマイテーと)」と言われた(これは似合ってないというニュアンスだと思うけど)。。ちなみに店はオメガ、一番ジジ臭いね。

グランドセイコーとかも見た。許されるなら本当はメイドインジャパンで「グランドセイコー」をと選びたかったけど、、俺には死ぬほど似合ってなかった。。


でもって、ブライトリング。というより、最初からブライトリングかオメガでほぼほぼ決めてはいたけどw

日本では知らないけど、タイのブライトリングの本店は、店の前にヴィンテージのバイクがどんっと置いてあって若い頃トライアンフを乗ってた俺としては、店構えからけっこう気に入った。ラフな格好で入れる感じも(逆にそれが嫌いな人もいるかもだけど)。で、もちろん購入した一番の理由は、時計を着けてみたらすごい自分に似合ってた(こういうのは着けた瞬間わかるよね)。普段シルバーとかのアクセサリー類をけっこう着けてる方だけど、ブライトリングはアクセ好きとの相性が良いように思う。よは遊び心があるというか、逆に言えば堅い感じは少し似合わないブランドかも知れない。

ただ一つ悩んだのが、タイで買ったブライトリングの時計は、タイのみでしか保証が利かない。つまり日本の「クラブ・ブライトリング」には入れないし、会員価格でオーバーホールをすることもできない(というよりあれは日本だけらしい)。日本行った時に買おうかなとか、オンラインショップで買って日本から送ろうかなとか、買うのやめてもう一度考えてみようかなとか少し悩んだ(コロナ真っ只中でもあったはず)。だけど、こういうのの買い物はタイミング。今この機会に買わなかったら、冷静になってしまって、もう買わないんじゃないかと(高級時計って持って無くても死なないからねw)。最後は少し勢いで買った。

 

ブライトリングのスーパーオーシャン ヘリテージ。今でもこれを選んで良かったなと思ってるし、特別な日はこれを着けて出かける(仕事の用事にはギラギラし過ぎてて着けて行かないけど)。ただ、普段時計をあまり着けない部分はこの時計を買っても変わらず。年にほんと4、5回着けるか着けないかぐらい。そう考えるとちょっと勿体ない時計ではあるけど、、それでもこういう腕時計は男なら一本は持ってたいなと、その部分の欲は十分満たしてくれてる。「男にとっての腕時計」は、身分相応、年相応、自分自身のスタイル相応。そして少なからず誰しもが見栄のために買うんじゃないかなと。僕自身もここは素直にそう思うんであります。良いですよ腕時計!

久しぶりに時計を着けて外に出たので。書いてみました。