MONOKIRI 35mm

フジフイルムのカメラを中心にモノ切りブログ

【XC15-45mm f3.5-5.6】キットレンズを付けて「伝説のビーチ」へ

X-T5にXC15-45mmのキットレンズを装着

 

映画『ザ・ビーチ』のロケ地でもある“伝説のビーチ”ことピピ島にある「マヤ湾」にフジフイルムX-T5に「XC15-45mm f3.5-5.6」のキットレンズを付けて行ってきました。

 

▼マヤ湾での写真はこちらのブログで見て頂けると嬉しいです。

yotarosuite.com


泊りで遠出するときの僕のお決まりレンズセットは、野鳥などの撮影には「XC50-230mm f4.5-6.7」。

プーケットの海の上を飛んでたシロガシラトビ

鳥になりたい人も撮影

 

なんか良い写真が撮りたい時用に「XF35mm f1.4 R」(今回は不使用w)

そして、旅先でいろいろ背景含めて写真に納めたい時の便利レンズとして「XC15-45mm f3.5-5.6」。

ザ・ビーチ』ロケ地でもある伝説のビーチ「マヤ湾」

マヤ湾の前に「ピレーラグーン」で海に入って撮影

逆に海に入ってる人を撮影


この三本が僕のお決まりセットです。で、XC50-230mmとXC15-45mmのXCシリーズのレンズは入門用のキットレンズという立ち位置だとは思いますが、「XC50-230mm」については、超望遠側のレンズを買うまでの仮レンズという僕の中での位置付けで、中古で大分安い値段で手に入れてから、なんだかんだ4カ月ほど使い続けています。

そして今回の表題でもある「XC15-45mm f3.5-5.6」。このレンズは、X-E4を売るときに一緒にセットにして売ってしまおうかと考えてたのですが、Sigma 18-50mm F2.8通しのズームレンズが、実際触ってみると思ってたほどのグッとくるものが無く、とりあえず「XC15-45mm f3.5-5.6」は売らずに使い続けようという事になりました。このレンズは買ってすぐの頃もXF18-55mm F2.8-4のレンズが気になって、交換しようかなと思った時があったのですが、その時も結果的に買い直しすることは無く、今に至っています。

XC15-45mm f3.5-5.6 OIS PZ

ちなみにですがJJCのフード付けてます。


<15mmスタートの広角レンズ>
このレンズの何が良いって、何よりも15mm(35mm換算で約23mm)から使える広角側です。タイの旅先は基本山か海か、まーお寺しかないので、、広く写せる15mmは実際かなり役に立ちます。今回もですが「XF35mm f1.4 R」の単焦点レンズは旅先に持ってはいくものの、実際使う事はほとんど無く、その理由はやっぱり旅先では画角を広く欲しい場面が多いということだと思いますが。XF18-55mmにしても、Sigma18-50mmにしても、18mm(換算27mm)スタートだとちょっと広角側が足らないんです。。僕はiPhone11を使ってますが、旅先とかで広く背景を撮りたい時ってスマホでも普通にみんな超広角側を使いますよね?iPhone11が通常で換算26mm。超広角で換算13mm。フジフイルムのレンズに置き換えると、換算27mmの18mmスタートのレンズだと旅先では広角側が実際物足りないんです。

<線の細い描写>
あまり偉そうなことは言えないのですが、XC15-45mmは、写真の描写の線がすごい細く写るんです。これは「XF18-55mm」を試した時にも、「Sigma18-50mm」を試した時にも、XC15-45mmより線の太さを感じて(太いということはしっかり描写してるとも言えますが)、それがレンズを買い直さなかった理由の一つでもあって、特にこれは女性を撮影して、その女性自身に写真を見せるとけっこう一目瞭然で、僕の場合は「XF18-55mm」で彼女を試し撮りした時に彼女が顔の線だったり、シワとかそういうのがしっかり太く写ってるのを気に入らなくて、あーなるほど、そういう捉え方もあるのかと、いい意味で勉強になった事があり、それから人(特に女性)だったり風景だったりを、綺麗に写したい=しっかり写したい。だけでは無いもう一つの感覚も結構大事にしています。XC15-45mmは描写してないわけじゃ無いんだけど、良い捉え方をするとスッキリと、悪い捉え方をすると若干のっぺりと写るのかな?と感じています。言葉にするとダメだしみたいだけど、こののっぺり感。絵でいうと水彩画みたいな部分が旅先や女性を写すときには、逆にプラスにも働いてくれるのかなと感じる部分があります。

パワーズーム>
電子的にズームさせるパワーズーム。あまり使い勝手として評判は良くないみたいですが、いざ旅先になると、ファインダーを見ながら画角が決められて、風景をレイアウトするという感覚はかなりやりやすいように思います。実際手動のズームレンズだと、レンズを右左回さないといけなくて、どうしても手の負荷がかかってしまいカメラ本体がズレてしまうのですが、パワーズームはそれが無く逆に旅先などで、瞬時に写真に収めたい時には便利に感じます。

<レンズの小ささ>
僕はカメラをX-E4からX-T5に替えて、まだまだX-T5の大きさと、重量を感じていて、特に大きさについては、小さいショルダーバッグに入らなくなったというのが大きく、「XC15-45mm」を付けても入らないことは同じなのですが、他のズームレンズに比べると圧倒的に小さくて軽い「XC15-45mm」は、特に旅先、今回はボートでの限られた荷物での移動もあったので、可能な限り小さくコンパクトなズームレンズはとても機動力に長けます。

 

逆に・・・

F値が3.5>
XC15-45mmは15mm側でF値が開放でf3.5。18mmでf4。35mmの時だとf5なんですよね。。夕方以降、それとカフェなどの少し暗い室内だと、やはりレンズの明るさが足りません。と言うより、こういうレンズ(キットレンズ)が安い理由はF値ですよね。なので、この部分はしょうがない部分でもあるので、こういう時に一緒に持っていってるXF35mm f1.4の単焦点レンズのF値の明るさが役に立ちます(そういうつもりで持っていってます)。ただ僕の場合、実際はレンズを交換するのが面倒なのでカメラ側のISOを上げてそのまま撮っちゃいます、、それと感覚的にX-E4からX-T5にして、少しここらへんは強くなった気がします。単純に画素数が高くなって写りが良くなった気がしてるだけかも知れませんが。

<ボディがプラスチック>
レンズが軽い(そして安い)お陰の一つでもあるけど、やっぱりメタル感のあるレンズより、質感も見た目もちゃちくは感じてしまいます。タイでもこのレンズ、というよりキットレンズは安かろう悪かろうと見られてる傾向があって、僕も今回の「マヤ湾」の写真で、SNSなどでタイ人や西洋の人らに「ほんとにこれXC15-45mmで撮ったのか?」とか、「X-T5にXC15-45mm使えるのか?」とか、、けっこう質問を受けました。いや、僕も出来ることなら「XF16-55mmF2.8 R LM WR」とかで撮ってみたいなとは思うけど、、タイで新品でしかも14000円でショップで買えたレンズなので、値段も考えるとXC15-45mmで撮ったのかと質問されるぐらいには、まぁまぁ良いレンズなのかなと思ってます。

 

そして嬉しいことに・・・

<X-T5にXC15-45mm>
X-T4を使ったことがないので、X-T4だとどうなのかはわからないですが(X-T3ではダメらしい)、X-E4では表示されなかった焦点距離の数字が、X-T5にXC15-45mmだとファインダーの表示画面にズームに合わせて表示されるんです。これはかなり有難いです。焦点距離が表示されなくても感覚で撮ればいいだけの話ではありますが、実際撮影するときに表示がされてると、撮影時のモヤっとした今ここはどれ?的な感覚が一つ無くなってくれます。

確かX-H2かの、4000万画素機が出た時に、XCシリーズのレンズは推奨レンズから外れてましたよね?X-T5に「XC15-45mm f3.5-5.6」を付けて思ったことは、X-E4に付けてた時より、圧倒的に写りも扱いもしやすくなったという事です。もしかして隠れ推奨レンズでフジフイルムがちゃんとフォローしてくれてるのでしょうか。そこらへん謎ですが。

 

という事で、「XC15-45mm f3.5-5.6」は超おすすめです。とは言えないですが、「XF16-55mmF2.8 R LM WR」でも買わない限りは、逆に割り切って安いズームレンズでという中では、かなり良い選択肢のズームレンズなんじゃないかなと思っています。もし買い換えるとするならば「XF16-55mmF2.8」の中古がすごい安く手に入るか、新型が出た時なのかな。


【XC15-45mm f3.5-5.6】キットレンズを付けて「伝説のビーチ」へでした。

 

 

▼シルバーとブラックがありますが、このレンズに限って言えば、ブラックな単焦点レンズとかとの住み分けでシルバーが良いんじゃないかなと思ってます。

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