MONOKIRI 35mm

フジフイルムのカメラを中心にモノ切りブログ

ソニーα7C IIで野鳥撮影してみました。



ソニーで野鳥撮影」

普段フジフイルムX-T5にTamron 150-500mm f5-6.7の超望遠ズームでタイで野鳥撮影をしてますが、ソニーの「α7C II」をレンタルして触るのも撮るのも初めてソニーのカメラで野鳥撮影してみました。

 

Sony α7C II / FE 200-600mm F5.6-6.3


レンタルしたのはα7C IIと、ソニー純正のFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS (SEL200600G)超望遠ズームレンズ。なんでα1じゃないんだ?と言うと単純にタイのレンタルショップでα1が置いてなかったからです。それとソニーの超強力な被写体認識と話題の「AIAFシステム」を一度試してみたかったので、AIAF搭載のSony α7C IIをレンタル。

ちなみにタイはカメラレンタルがなかなか良い値段する上に、通常外国人は借りられません(なので毎回タイ人の奥さん名義でレンタル)。そしてデポジット(保証金)がとんでもなく高い.. 今回はカメラとレンズでデポジットは約25万円。。

 

手前がFujifilm X-T5。奥がSony α7C II

ズームを仕舞った状態だと大きさはけっこう違う


ソニーのSEL200600G超望遠ズームは野鳥撮影してるとちょくちょく見掛けるレンズですが(知り合いも何人か使ってます)、α7C IIは野鳥撮影で使ってる人を見た事はありません。一番の理由は連写性能が若干少ないからなのかなと。電子先幕でも電子シャッターでも10コマ/1秒(X-T5は15コマ、電子シャッターだと20コマ)。しかも非圧縮RAWやロスレスRAWだと6コマになってしまうので、10コマ/1秒で連写させたいならJPEGか圧縮RAWで撮影することになります。

サイズ感は僕のFujifilm X-T5にタムロン150-500mmをズームさせた状態よりレンズが少し長いぐらいで撮影中の感触は重さ含めそこまでは変わらない。ただSEL200600Gはインナーズームでズームが短くならないので撮影中は良いけど、持ち運びの時はそれなりに荷物になります。カメラ本体はα7C IIの方がX-T5より一回りぐらい小さい。。フルサイズ機でこの小ささはすごいなと。。


という事で、アップデートしたX-T5(記事はこちら)で撮影しに行った「バンプー保養地」に、またまた行ってSony α7C IIにFE 200-600mmで撮影した写真です。

 

コルリ

ヒヨドリ

ムジセッカ

クロハラアジサシ

ユリカモメ

バンプー保養地にて(iPhone 11)


ふぅ。。。。初めてソニーのカメラで野鳥撮影したけど御見それしました。。如何せん初のソニー機で、しかも日本語無しの英語表記のα7C II(海外のソニー機は日本語無し)なので、ネットで日本語の説明書を見ながらのカメラ設定で完璧に設定しきれてない部分もあるけど、一番上のユリカモメの顔の写真でもう勝負はついた感じ。ソニーのカメラ想像してたより大分凄かった..

普段フジのカメラで野鳥撮影してる僕がソニーのカメラで野鳥撮影をしてみて感じた素直な感想を書いてみます。

 

【AFについて】

ユリカモメやアジサシの飛翔だけで言えば、一度フォーカスしたらフレームから外れるまでどんな状況だろうとAFが放さない感じ。SEL200600Gの超望遠ズームのレンズ性能が良いことも理由かなと思うけど、普段僕が使ってるフジ用のタムロン150-500mmだとフォーカスリミッターで焦点距離を制御しないと野鳥の飛翔にピントがなかなか追いつかないけど(これはフジ純正の超望遠ズームでも同じ)、SEL200600Gはフォーカスリミッターの制御無しの状態でも十分追いついてくれる。なので距離を意識することなく、遠くの方でも超至近距離でも飛んでる鳥を撮影することができる。レンズを野鳥に向けて一番最初に「おー」って驚いたのがこれ。


逆に木に止まってる枝被りがある状態の野鳥にAFを合わせるのはソニーは少し苦手な感じがした(何回かトライしないと合いにくい)。それと木の枝にいる野鳥の急な飛び出しにもソニーのAIAFなら手放しでトラッキングしてくれてシャッター押すだけで良いのかと思ってたけど、そういうわけでは無いみたい。ちゃんとAFを合わせながらカメラも一緒に振らないといけない。ただAFが合うスピードは確かに速い。

<描写力>

これはフルサイズとAPS-C機の違いとか、単純なレンズ性能もあるのかも知れないけど、フジのX-T5に比べて大分描写力が上だなと思った。特に一番上のユリカモメの顔の写真。「バンプー保養地」はフジのカメラに超望遠ズームで何度も撮影に訪れてる場所だけど、こんなユリカモメの顔の描写は一度たりとも撮れた試しがない。撮ってて思ったのが鳥の羽毛とかとても細かく繊細に描写してくれるなと。最初はAFの性能が良いからなのかなとも思ったけど、止まってる鳥でも同じだからソニーのカメラ性能なんだと思う。仮にレンズ性能だとしたらフジで同じレベルで撮れる超望遠域のズームレンズは一つもない。


<色表現>

ソニーは繊細な線の描写力と光で写真を表現してる感じがした。それに比べてフジは色と雰囲気で写真を表現してる感じ。なので単純に葉っぱの色だけを比べたらフジの方が綺麗だなと感じる部分もある。ただ線や光も含めた視覚要素をトータルするとソニーの写真の方が綺麗だと感じるように思う。それとRAWデータを現像してて思ったのが、ソニーの写真はフジのように色で追い込んでいく必要がないので編集がしやすい。唯一気になる点としてはソニーで撮った写真は全体的に青味が強く、野鳥に生気みたいなのがあまり感じられない。特にアジサシの写真なんかは、水分ゼロのカラっカラな感じがする。編集の時に青味を落とせば良いという事でもなく写真の中の色々な要素が絡んでそう感じるんだと思う。この点についてはフジの写真の方が生気を感じる。ただ生物写真ではとても重要な点ではあるんだろうけど、正直フジの強みはこの一点だけなのかなとも感じた。

 

【α7C IIの操作感について】

ボディはX-T5よりも小さい


最初触った時はX-T5に比べて軍幹部のダイヤルとかも少ないし操作しにくいのかなと思ったけど、実際撮影すると全然そんな事はなくて、逆に野鳥撮影中の単射、連写の切り替えなんかは右手だけで操作できたりと、とても使いやすかった。シャッターもボタンが平ぺったくて押しやすいし、X-T5に比べて自分で操作するようなアナログ的要素は少ないけど、ボタンの配置や撮影していてとてもバランスの良いカメラだなと思った。

<連写性能>

10コマ/1秒と僕の使ってるX-T5よりも連写性能は低いけど(X-T5は15コマ、電子シャッター20コマ)、撮ってる特に差ほどコマ数の少なさは感じなかった。多分AFの食いつきが良いから10コマでもしっかり撮れるんだと思う。それと連写でのバッファ詰まりや、カメラの熱警告も全く出なかった。日本で言えば真夏の一番暑い日みたいなタイでの野鳥撮影でX-T5だと熱警告が出ない日が無いんだけど(撮影中にカメラをOFFにして休ませることは良くある)、α7C IIはこんな小さなボディで熱に強いなと思った。

<ノイズ>

撮影してて一番感じた事だけど、α7C IIがなのかどうかはわからないけど、ISOを抑えて撮影してもけっこうノイズ乗るなと思った。この点は明らかにX-T5よりも出るなと感じた。もしかしたら描写力が高い分、ノイズまではっきりと写ってしまうのかも知れない。Lightroomなんかの現像ソフトで強くノイズ処理を掛ければ除去する事は可能だけど、せっかくの繊細な描写部分まで甘くなってしまう。ディテールを残しつつノイズも少し残しつつで写真を完成させていく事になるのかなと作業しててそう感じた。

 

カメラの見た目云々は抜きにして、α7C II(と言うよりソニーカメラ)はとても良いカメラだなと思った。ただ連写性能の10コマ/1秒は、飛翔撮影(木の枝からの飛び出し等)によっては物足りないと感じると思う。それとメカシャッターは搭載して無い電子先幕(英語表記だとメカニカルシャッターとは書いてあるけど)と電子シャッターのみのカメラで、レンタルするまでその点が少し気になってたけど、実際撮影してみると電子先幕シャッターでの玉ボケが欠けるようなのも無く僕は全く気にならなかった。



【SEL200600Gについて】

FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS


タイでは野鳥撮影にソニー機を使ってる人がほんと多くて、そのほとんどの人がこのSEL200600Gの超望遠ズームを使っていて、これより上のクラスになるとソニーでは100-400mm F4.5-5.6とか600mm F4とかのGMレンズと呼ばれるレンズになるので、一瞬この200-600mmがスタンダードなレンズに思えてしまうけど全然そんな事はなく、フジのXF150-600mm f5.6-8や、フジの最上クラスのレッドバッジのXF100-400mm f4.5-5.6と比べても明らかにAF性能、解像力ともにワンランク上のレンズ。

焦点距離

フルサイズの600mmは、APS-C機のレンズで言えば400mm。僕が普段使ってるタムロン150-500mmはフルサイズ換算で言うと望遠端が750mmの焦点距離になるわけだけど、明らかにフルサイズの600mmの方が描写性能が上だった。カメラがフルサイズだろうがAPS-C機だろうがレンズが600mmなら600mm。画角が違うだけで500mmなら500mmの焦点距離なんだと改めて感じた。


<フリンジ>

SEL200600Gは被写体の境界部分なんかに紫色のパープルフリンジが出にくいレンズだと思った。これはフジの超望遠ズームと比べて現像ソフトでRAW画像を触っててすぐにわかるレベルで違った。個人的には写真の良し悪しの最後はフリンジ処理だと思っていて、その処理作業が格段に少なくて済む。レンズ性能が良いんだと思う。


SEL200600Gは撮っててとても良いレンズだったけど「フジのカメラに付けて撮ってみたい」という感情にはならなかった。あくまでソニー機に適したレンズなんだと思う。写し出す色味そのものは若干普通(光の表現は素晴らしい)でフジライクな感じじゃ無いのが理由かも知れない。ただもしソニーのカメラを買うなら間違いなく購入するレンズ。

 

【まとめ】

ソニーα7C IIをレンタルしてのソニー機での初めての野鳥撮影。言ってもソニーはα1とかα9とか上位機種が何台もあるわけで、僕が普段使ってるフジのX-T5は画素数や画像処理エンジンだけで言えば、フジのXシリーズ(APS-C機)の最上クラスの一つ。正直、フジとソニーでカメラ性能にけっこうな差があるんだなと感じた。


じゃぁソニーに買い替えるか・・?と、もし今の自分に問うならそこは正直迷う。レンズだけでも買ったり売ったりしながら選んだレンズが野鳥撮影以外にも何本か手元にあるし、X-T5の本体は別としても、タムロン150-500mmとか純正レンズじゃないレンズは売るときは大分安くなる。それにフジのカメラで達成したいと思ってた自分の中の目標みたいなものもある。その全部を放り投げてソニーに移行するかと言ったら実際問題なかなか難しい。ただカメラもレンズもソニーの方が上だなと感じたのは事実だし、これだけ何度も野鳥撮影に出掛けて、何度も何度も同じ野鳥を撮影してたら、さすがにカメラ側のたまたまとか偶然では無い事ぐらいはわかる。


一つ言えるのは、フジから仮にいつかX-T5の後継機X-T6が出たとしても相当スペシャルな性能でも積んでこない限り僕がそれを買う事は無いのかなと思う。前から一度ソニーのカメラをレンタルして試してみたかったわけだけど、僕の中で今後のフジのカメラでの野鳥撮影の落しどころを見つけるのに少し時間が必要そうです。。

 


▼このカメラとレンズで撮りました。

 

GW一発目。ソニーα7C IIで野鳥撮影してみました。でした。

 

▼同じ場所でFujifilm X-T5での撮影はこちら

www.monokiri.net

 

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バージョン: 3.01『アップデートしたX-T5を持ち出して』



ついに!2024年4月25日、待ちにまった僕の使ってるミラーレスカメラのフジフイルムX-T5のファームウェアがバージョン3.01へのメジャーアップデートがありました(X-H2やX-S20も同様)。


▼フジフイルムX-T5ファームウェアページ

fujifilm-x.com


『フジの野鳥撮影』最大の難問オートフォーカス


先のフジフイルム新作発表会『X Summit 2024』の中でも告知されてたX-T5のファームウェアアップデート。今回12項目からなる大幅なアップデートでした。X Summitの中では新フィルムシュミレーション「REALA ACE」の搭載も告知されてましたが今回のアップデートには含まれず。が、そんな事は僕にとっては差ほど大きな事ではなく(いずれ搭載されるんだろうし)、僕にとっての一番の目玉は何と言ってもAF性能の改善!

AF性能の改善

1)フォーカスモードAF-Cにおいて、ピントを外しやすいシーンでのAF追従性が向上しました。

フジフイルム公式より


今までも何度かAF性能に関するアップデートがありましたが、強いて言うほどの違いも感じられず、やっぱりフジのAF性能は決して良いとは言えない。たーーだ!今回のファームウェアアップデートに関してはフジも相当力入れてくるだろうと思ってました。


“フジフイルムプライド”

理由はX-T5やX-H2なんかと同じ画像処理エンジン「X-Processor 5」を積んだフジの最高峰ラージフォーマットGFXの新型「GFX100 II」が2023年9月に発売されたこと。そして同じ画像処理エンジンを積んだフジの人気シリーズX100の新型「X100VI」が今年3月に発売されたこと。特に「GFX100 II」は、フジフイルムの心臓みたいなカメラだから、GFX用の500mm単焦点の発売も予定してる事やネイチャーフォトに力入れると公言してるフジが「GFX100 II」を出した今、AF性能の改善は相当力入れてくるだろうと想像してたからです。当然、同じ画像処理エンジンを積んでる僕のX-T5のAF性能も同様に改善されてくるだろうと。

という事で、X-T5をバージョン3.01にアップデートした週末の27日に朝からタイのサムットプラカーンにある『バンプー保養地』にタムロン150-500mm F5-6.7の超望遠ズームを付けて野鳥撮影に行ってきました。

 

マレーシアセンニョムシクイ

キビタキ

コサメビタキ

クロラケットオナガ

キバラタイヨウチョウ

チゴモズ

ノドグロサイホウチョウ

ハイバラメジロ

ムジセッカ

ナンヨウショウビン
@F/6.7 1/6400s ISO-2000 500mm (35eq.750mm)

クロハラアジサシ
@F/6.7 1/2500s ISO-640 500mm (35eq.750mm)

インドトキコ
@F/6.7 1/6400s ISO-800 500mm (35eq.750mm)

チャガシラカモメ
@F/9 1/2500s ISO-640 500mm (35eq.750mm)

ズグロカモメ
@F/6.7 1/6400s ISO-3200 500mm (35eq.750mm)

クロハラアジサシ
@F/6.3 1/6400s ISO-1000 334mm (35eq.501mm)

ユリカモメ
@F/6.7 1/2500s ISO-1600 500mm (35eq.750mm)

タイのバンプー保養地にて(iPhone 11)


カモメとアジサシの名前は若干怪しいですが、、それは置いといて「フォーカスモードAF-Cにおいて、ピントを外しやすいシーンでのAF追従性が向上しました。」のアップデートですが・・・

AF性能の改善は、ありました!!

撮っててはっきりわかるオートフォーカスの改善。ちょこまか動く小鳥たちの至近距離での撮影でもしっかりAFが追従してくれます(60点ぐらいだったのが85点ぐらいになった感じ)。カモメやアジサシの飛翔撮影では今までだったら途中でAFが外れてしまうのが、ちゃんと外れず追従し続けてくれます。撮ってた感覚としてカモメやアジサシだったら(なのでシラサギなんかの野鳥も)、ほぼすべての飛翔シーンでX-T5でもしっかり撮りきれるんじゃないかと思いました。撮ってて確かに感じる「AF性能の改善」。X-T5でのAF関係のアップデートでは今回が初めて実感としてちゃんと変化を感じれたかも知れません。

ただ、フジのAFこれで全てOKかと言われれば、そうは言えない部分もあります、、

 

<残念だったところ>

カモメやアジサシの飛翔でのAF追従性や、木の枝に止まってちょこまか動く小鳥たちの動きには大分AF性能が改善されたと思います。今回のアップデートで機能としては十分満足な領域になったんじゃないかなと。ただし木の枝からの急な飛び出しなんかでは今までとほぼ変わらず決して満足なAF性能になったとはいきませんでした..

▼こういった飛び出しシーン(キビタキ



AFの追従性は大幅に改善されたけど、AFの初動の速さとか瞬間的なキャッチ力という部分では、正直そこまでAF性能の改善は感じれなかった。アップデートしてまだ試せてないけどカワセミの飛び込みシーンなんかでは、今まで同様になかなか厳しいんじゃないかなと。AF追従性は上がったけど、AFスピードは差ほど変わってないように思います。

 

<良かったところ>

AFスピードは差ほど変わってないと言っても、AF追従性が向上した今回のアップデートでフジの野鳥撮影での出来る事の幅はぐんと広がったように思います。すばっしこい鳥でもAFがしっかり追従してくれるし、カモメやアジサシなんかの飛翔では撮っててAFのストレスはほぼ無く、撮れる撮れないで何度もトライするような撮影じゃなくて、撮影そのもにより集中できるようになったと思います。カワセミどうこうはあるけど、AF追従性は確かに上がった。X-T5もだけど、X-H2やX-S20で野鳥撮影してる人なら誰でも実感できるレベルの今回のアップデートだったと思います。

 

【まとめ】

Fujifilm X-T5にタムロン150-500mm f5-6.7


僕は特にここ最近、いろんな所に遠出して野鳥撮影をして、初めての場所で初めて出会う野鳥を前に一回、二回しかない飛翔の瞬間にX-T5を構えて感じた事は「フジのカメラはチャンスに弱い」。もうこれに尽きるし、その理由のほぼすべてがAF性能なんだと思う。

フジの掲げるネイチャーフォトに適したカメラ。自然での撮影は瞬間とのめぐり逢いなので、防塵防滴に適してようが、どこにでも持ち運べるボディサイズだろうが、色表現豊かなフィルムシュミレーションを搭載してようが、撮れなきゃ意味がない。今回のアップデートで確かにAF性能は上がったけど、それでもその一瞬を撮れるカメラにならないとネイチャーフォトでは意味がない。


100万円越えするフジの超フラグシップ機「GFX100 II」の名誉のためにも。フジフイルムというカメラメーカーの誇りのためにも。当然X-T5のためにも。そして数あるカメラメーカーの中からフジのカメラを選んだ僕も含まれる僕たちのカメラ選択に間違いがなかった事を証明するためにも、あと10回ぐらいアップデートしてくれても全然文句はありません。是非アップデートを繰り返してX-T5やX-H2(X-H2sも)、X-S20などの現在のカメラで成し遂げてほしいです。チャンスに強いフジのカメラを期待してます!

 

 

▼このカメラとレンズで撮りました。

▼フィルムシュミレーションはこれでマスター

 

バージョン: 3.01『アップデートしたX-T5を持ち出して』でした。

 

 

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次の「X Summit SYDNEY 2024」とX-T5のミニ版「X-T50」の話

引用元:富士フイルム Xシリーズ & GFX


5月16日(木)14時00分~ FUJIFILM X Series YouTubeチャンネルにて
『X Summit SYDNEY 2024』のライブ配信があるみたい・・・

なんかこないだ『X Summit TOKYO 2024』があって「X100VI」の発表があったばかりなのに、またすぐやるんだね。。で、今回はX-T5のミニモデル版「X-T50」とキットレンズ「XF16-50mmF2.8-4.8」のズームレンズが発表されるんじゃないか?という事らしい。

 

引用元:FUJI RUMORS

 

FUJIFILM X-T50について」

こないだタイのフジフイルムショールームX-SPACEに行って「X100VI」を触ってきた時に、X-T50の前モデルといかタイではこないだまで現行モデルとして販売されてた「X-T30 II」も置いてあって、初めてまともに触ったけどその時の印象がすごい良くて。


FUJIFILM X-T30 IIも触ってきた時の話

www.monokiri.net


X-T50が発表されたら中古でX-T30とかX-T30 IIが少し安く出てくるのかなーって、サブ機とかに良いなって少し期待してる(一応現在のサブ機候補一番はX-E3)。このX-Tのミニシリーズはタイではけっこう若いタイ人の子たちが男女どちらも持ってるのを見かけるし、ライブハウスでもX-T30持ってる子見かけるから、値段含めてタイではけっこう人気のカメラなんじゃないかと思う。


▼X-T30で撮ってくれた自分らのライブ写真



で、次の『X Summit SYDNEY 2024』で発表されるんじゃないかと言われてるX-T30 IIの後継機「X-T50」だけど、最近やたら値段上がったフジフイルムとは言え流石にX-S20よりは安いんじゃないかと思うから、タイではX-S20が45,990B(約18.8万円)、X-T30IIが31,990B(約13万円)なので、X-T50はボデイ単体だと36,900B(約15万円)ぐらいで販売されるんじゃないかと予想。15万円か、、最近なんでもカメラ高くなってるからよくわからなくなってきたけど、ミニ版でこの値段はタイの若い子たちにはなかなかハードな値段かも。俺にもハードだけど、、メイン機でなら出すけどサブ機に15万円は出さないかな..

 

<少し気になった部分>

「X-T50」も画像処理エンジンはX-H2やX-T5とかと同じ「X-Processor 5」が積まれるんだろうから、AF性能はそんな変わらないと思うから仮にX-T50で野鳥撮影に出掛けてもX-T5と同じものは撮れるんじゃないかなと。画素数はX-S20とかの2600万画素なのかな?少し気になるのはメカシャッターでの連写速度。X-S20がメカシャッターで8コマ/秒だから、それよりも下位機種になるX-T50も多分速くても8コマ/秒になるのかな。最低でも10コマぐらい出てくれると本当は良いんだけど、、フジの現行ミラーレスは電子シャッターだと20コマは出るだろうから工夫して撮れば何とかなるかも知れないけど(ただし動体撮影だと歪む)。連写性能だけは後でどーにもならないから、X-T5のメカシャッター15コマ/秒でもカワセミの飛翔なんかを撮影してるとシーンの間が空きすぎて結構不満はある。カメラもPCみたいに後から中身増設とかできると良いのにな。

でも、現行のX-T30 IIにしてもこのカメラはほんと画像とか写真で見る以上に実機が小さくて(厚み含めてX100VIよりもうひと回り小さく感じた)、ズームレンズ付けて街に出掛けるのなんかには最高な一台かも知れないし、ライブハウスでの撮影にも荷物にならなくて良いかも知れない。X-T5の大きさでも邪魔でしょうがないから。



「XF16-50mmF2.8-4.8」

で、『X Summit SYDNEY 2024』でX-T50より発表が気になってるのが新しいキットレンズとして出るんじゃないかと言われてる「XF16-50mmF2.8-4.8」のズームレンズ。僕はX-T5の前のX-E4を使ってた頃からXC15-45mm f3.5-5.6のズームレンズをずっと愛用して使い続けていて・・・

XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

XC15-45mmF3.5-5.6で撮った写真


写りの感じはすごい気に入ってるけど(なので使い続けてるんだけど)、解像力という点ではいつももう一歩解像してくれると良いのになとは思っていて、高画素対応で出るらしい「XF16-50mmF2.8-4.8」はいよいよXC15-45mmからの乗り換えでも良いんじゃないかと、とても気になってる。

 

<問題は値段>

ただ問題はもうこの一点。XF16-50mmF2.8-4.8がいくらで出るのか..?このズームレンズの前モデルにあたる「XF18-55mmF2.8-4」が発売当時は定価89,800円だったみたいだけど、今は一応定価だと138,050円らしい。。僕が愛用してるXC15-45mm f3.5-5.6はタイで新品で買った当時はなぜかタイではすごい安くて売ってて2万円ぐらいで買ったんだよね。。なので自分の中の気持ちの価格差がどうしてもある。

何となく今のフジフイルムだとキットレンズの「XF16-50mmF2.8-4.8」でも平気で10万円近い値段付けてくる感じがする。。10万円してたら買わない。日本円でギリ9万円台、タイ価格で2万バーツ以下の19,800バーツとかで試し撮りして持った感じ、X-T5に付けた感じが良かったら買う。ちょっとでも2万バーツ超えてきたら多分買わない。

と言うより、なんでキットレンズて呼び名があるんだろ。黙ってくれてれば良いのに、XC15-45mmもその呼び名があるから持ってて所有欲だけは一向に満たされない。「XF16-50mmF2.8-4.8」もキットレンズじゃ無かったら案外10万円超えてきても買うかも知れないけど。よはキットレンズに10万円出したくないんだろうね単純に僕は..

 

とりあえず5月16日(木)14時00分~からの『X Summit SYDNEY 2024』は自分が欲しいなと気になってるレンズの発表もあるかも知れないから楽しみです。

 

【追記】

昨日ユーチューブ見てたら『X Summit SYDNEY 2024』での新作発表はフジのラージフォーマット「GFX100S II」らしい。なーんだ、中判モデルはどうせ買わないし、買えないし、あんま興味なし。。それより昨日野鳥撮影に行ってたらタイ人のカメラマンの人たちが「今年フジからフルサイズ機が出る」って言ってた。ほんとかな、、?でもフジフイルム前に「革新的な発表がある」って言ってたね。。とりあえずXマウントのレンズ買うのはもう止めとこうかな..

 

▼現行のX-T30 II中古でも良い値段してる

▼XF18-55mmF2.8-4はまぁまぁ許せる値段

▼XC15-45mmだけ優しい値段

 

次の「X Summit SYDNEY 2024」とX-T5のミニ版「X-T50」の話でした。

 

▼見て頂きありがとうございます。



今日のX-T5『タイの野鳥王国』

オオサイチョウ

「タイの野鳥王国」

赤と黄色と青色したミツユビカワセミが撮りたい。一度は来たかったタイ最大の野鳥王国「ケーンクラチャン国立公園」に行ってきました。ガイドの人の運転で皆んなで4WD車の後ろに乗って野鳥を撮影しながら山の頂上を目指し、夜は山頂のキャンプ場でテントで寝泊まりして星空を撮ってきました。非常に貴重な撮影ツアーになりました。

 

カザリショウビン(雌)

カザリショウビン(雄)

ギンムネヒロハシ

ハナジロコノハズク

クロエリヒタキ

ミツユビカワセミ

オナガヒロハシ

スンダベニサンショウクイ

アズキヒロハシ

ルリコノハドリ

ガマヒロハシ

アオバネコノハドリ

エボシヒヨドリ

ムナグロタイヨウチョウ

アカモズ

ルリコノハドリ

山頂のキャンプ場(XC15-45mm)

星景撮影(Samyang12mm f2)

天の川(深夜2時過ぎ)

山頂の日の出(タムロン150-500mm)

タムロン150-500mmで撮った朝景色

XC15-45mmで撮った朝景色

山頂の夕光(タムロン150-500mm)

山頂のダスキールトン

キャンプ場のミヤマヒヨドリ

4WD車に乗って山頂へ(iPhone

山道を歩き回って野鳥探し

オナガヒロハシの撮影

山頂のキャンプ場にて


フジフイルムX-T5に野鳥撮影はタムロン150-500mm f5-6.7の超望遠ズーム。星景写真はSamyang 12mm f2(マニュアルレンズ)にKenkoの星景写真用PRO1Dソフトフィルター。キャンプ場の撮影はフジ純正ズームレンズのXC15-45mm f3.5-5.6。移動中でのちょっとした撮影なんかはiPhoneで撮りました。

今回は山頂に向かう山道の途中、途中でカメラを持って野鳥を探しながら歩き回ったので、X-T5とタムロン150-500mmのサイズ感は大分持ってて楽で助かりました。ただ山の木って想像以上に高くまで伸びてて野鳥が上の方や奥の方にいると500mm(35mm換算750mm)では解像感良く撮るには望遠側が足りません。ただこれが仮にXF150-600mm f5.6-8の換算900mmだったとしても状況はほぼ変わらないと思うので、山の中では500mm使おうが600mm使おうがあまり変わらないかなと。それよりも山の中は砂埃がすごいのと、山頂の朝は雨じゃないのに撮影してると頭上の木から雨のように水滴が落ちてくるのでカメラとレンズの防塵防滴仕様はあるに越したことはないです。


星景写真用のソフトフィルターは大分前に日本からわざわざ取り寄せて購入したけど、ずっと撮影機会が無く今回初めてちゃんと使用。フィルターを付けてない状態より星がしっかり写ってくれてこのフィルターは大分良かったと思います。撮ってて楽しくてキャンプ場にいるほぼ全員が寝静まってる中、テントの外で何時間も熱中して星を撮ってしまいました(天の川が出る2時以降はみんな起き出したけど)。それと真っ暗闇の中、撮影してて思ったけどX-T5って赤外画面みたいな暗所表示ができたり、ISO1250で夜空の星がしっかり見えるほど液晶画面がブーストしてくれたりと(そこで星にピント拡大でピント合わせしてから実際の撮影するISOに変える)、結構星の撮影に使えるカメラだなと思いました。星景撮影は今回で二回目でしたが、多分僕ハマるような気がします。


Samyang12mm f2で撮った星景写真やXC15-45mmで撮ったキャンプ場での写真(Tamron150-500mmで撮った山の写真なんかも)はすべてJPEG撮って出しでトリミングも色編集もしてない写真です。編集をしたくないんじゃなくて、しなくても良いなと思っただけですが、タムロン150-500mmでの野鳥撮影は別としてもXF35mm f1.4やXF23mm f1.4の単焦点レンズで撮影した写真とかも後で色編集は結構するので、単純にXC15-45mmの素の写りが僕は好みなのかも知れません。星景写真の方は前回撮った時にすごい星空が青々としてそれがあまり好みじゃなく、今回は青くならないように試行錯誤しながら撮影しましたが良い色合いで撮る事ができたんじゃないかと思います。


ケーンクラチャンの野鳥撮影】

1年半前ぐらいからずっと来たいと思ってたタイ最大の野鳥王国「ケーンクラチャン国立公園」での野鳥撮影。超巨大な大自然の山の中でハンターのような野鳥撮影を僕はイメージしてましたが、、なんてことない、、1枚目のカザリショウビンからミツユビカワセミまではここに来たら誰でも撮ることができます。野鳥ではあるんだろうけど、守られた聖域みたいなスポットがあって、そこでじっと待っていれば向こうから撮りやすいところまでやってきます(基本どこでもスポットはあるけど、そのスポット感が他に比べて強かった)。シーズンという事もあって大砲レンズを持った人も家族連れ合わせると100人以上は優にいたんじゃないでしょうか。だからダメと言いたいわけじゃなく、想像してたのとは大分違ったという事です。ただオナガヒロハシ以降の野鳥たちは険しい山道を上がっていかないと出会えないし、現地ガイドの人が一緒じゃないとポイントも見つけずらいので、見つけた時の喜びはお目当てのミツユビカワセミよりも案外上だったかも知れません.. それでも自然豊かなタイと言えどもカザリショウビンやミツユビカワセミなんか滅多に見れる機会がないので、野鳥撮影が好きな方は一度は「ケーンクラチャン国立公園」を訪れてみるのはアリだと思います。僕自身、とても貴重な体験になったことは間違いないので。野生の熊までいました。


キャンプ場に現れた野生の熊


撮影:2024年4月6-7日

このカメラとレンズで撮りました。

▼星景写真に使用したレンズとフィルター

▼黒いX-T5には銀のレンズが似合う

 

今日のX-T5『タイの野鳥王国』でした。


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今日のX-T5『野生のサイチョウ』

「野生のサイチョウ

バンコクから車で約3時間。数週間前からタイの野鳥写真のSNSコミュニティで「カオヤイ国立公園にサイチョウが来てる」という情報を目にしてて、フジフイルムX-T5にTamron 150-500mmの超望遠ズームを付けて僕もカオヤイに行ってきました。

 

@F/8 1/800s ISO-400 500mm(35eq.750mm)


頭の上に黄色いコブがあるのがオオサイチョウ。もう一羽はシワコブサイチョウ。まさにベストシーズンという感じで、滞在した二日間とも何度もサイチョウが現れてくれて僕は満足です。

いやー僕はこの日ほどフジのカメラ買って良かったーと思ったことはないです!それとタムロン150-500mmの超望遠ズームレンズも。『超望遠レンズ』ってこういう撮影をするために存在するのかなって撮ってて思いましたね。それと普段近くの公園でカワセミ撮ったり、田園行ってトンビを撮ったりして、オートフォーカスがとかレンズの明るさがとか、焦点距離がとか気になる事もあるけれど、山まで来ちゃったらほぼほぼもう関係なくて、鳥が遠くにいるのか近くにいるのか、向こうにいるのか、こっちにいるのか、どこからやってくるのかはもうその時次第で、カメラもレンズも見た目は小さいけど、言ってもX-T5は4020万画素だし、タムロン150-500mmも35ミリ換算で750mmはあるわけで、想像以上に機動力があって、そして遠くにいる鳥でもよく撮れました。

強いて言えば、タムロン150-500mmのテレ端側の150mm(35ミリ換算225mm)だと、全体写真みたいなのは画角が狭すぎて撮れないので、最低でも50mmとか70mmスタートだったら良かったのになとは思う。XC15-45mmとかXF23mmのレンズも持ってったけど、レンズ交換するタイミングも無くて、結局そういうのは全部スマホで撮影。

 

イチョウの現れるKhao Yai 30KM. View Point

Fujifilm X-T5 / Tamron 150-500mm f5-6.7

シーズンということもあって、サイチョウ撮影に沢山の人が訪れてました。普段バンコクカワセミ撮影してる時によく会うタイ人の人たちも何人か撮影に来てて、一緒に少し別の場所に移動してオナガヒロハシを撮りにいったりもしました。

 

初めて見たオナガヒロハシ


僕は大人になってから野鳥撮影と出会って、週末は自分のライブが無ければほぼ野鳥撮影という健全な遊びに邁進しています.. 鳥の撮影に必要なのは鳥を撮るためのカメラ。それと長めの望遠レンズがあればより撮ってて楽しいかなとは思うけど(間違いなく楽しいと思う)、無ければ今持ってるレンズでまずは足を運んでみるのが良いのかなと思います。

撮影:2024年3月24-25日

このカメラとレンズで撮りました。

▼最近レンズ保護フィルターこれにしました

 

今日のX-T5『野生のサイチョウ』でした。

 

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「FUJIFILM X100VI」を触ってきた。

新発売の「FUJIFILM X100VI」

タイのバンコクにあるフジフイルムのショールームFUJIFILM X-SPACE』に行って、フジの新しい「X100VI」を触ってきました。

 

タイ・バンコクの『FUJIFILM X-SPACE』

FUJIFILM X-SPACE』は僕の家から車で15分ぐらいのところにあるので、たまに新しいカメラとかレンズが出たら訪れます。ここは何が良いってレンズもカメラも好き勝手触らせてくれるんです。それと平日しかやってないのでお客が少ない。この日も僕以外に誰もお客さんがいなかったので、自由にX100VIを触ってOVF(光学ファインダー)に切り替えたりしながらパシャパシャとシャッター押したりして触ってきました。

 

ちなみに僕は今使ってるメインのカメラがFUJIFILM X-T5で、その前はFUJIFILM X-E4を使ってました(そのもう一つ前はNikon D80)。

タイは3月1日にX100VIが発売されて、予約の段階から大人気ですでに売切れです。日本と同じで前機種のX100Vで火がついて、今もプレ値。その影響でX-E4にもプレ値が付いて、X-E4はタイで中古でも35,000バーツ(15万円)ぐらいはします。

どこかのタイミングで小さめのカメラを一つ、リコーのGR(できれば4が出た時)とか、もし安かったらX-E4を中古で買い直すとか、もちろんX100シリーズも一つ前の機種のX100V含めて気にはなってます。

 

FUJIFILM X100VI」

実際触ってみて僕はしょー-じきにこう思いましたね。円安とかそういうの関係なくこのカメラは良くて18万円ぐらいのカメラかなと。デザインはまぁ人それぞれの好みだけど、質感はシルバーの部分の色が明るすぎるせいか、そんな高級感はしないなと。ただX-E4よりは間違いなく質感は上(値段もまぁ上だけど)。

 

<良いなと思った部分>

X-T5の前に使ってたX-E4(レンズはXF27mm)

正直ワオっ!って感じはあまり無かったかも。多分性能面ではX-T5を持ってるからというのもあると思う。前に使ってたX-E4の時にシャッターボタンを付けたりサムレフトやカメラストラップも色々変えてみたりと外観をいろいろ気にした事があるけど、見た目重視でがっちりカスタムして使うカメラと考えたらそのベースにX100VIを選ぶのは有りっちゃぁ有りかも知れない。ただ逆に言えば、素のノーマル状態だと無駄をそぎ落としたスタイリッシュなデザインとも言えるけど、前のX100Vにはあった前面の切り替えレバーの赤の差し色も無く、少し味気ないというか未完成のような生身な感じはしてしまう。

 

<気になった部分>

上がX-T5、下がX100VI

実際持つと思ってたよりデカくて、重さもまぁまぁある。X-T5と一緒に並べてみると、カメラ上部のホットシューの部分のデッパリが無いだけで、ボディの基本サイズはX-T5とほぼ変わらないなと。僕はX-E4からX-T5に買い替えた時に、「重っ!デカっ!!」はあったので(今は慣れた)、X100VIも持った時の感覚はX-E4よりは少し大きく感じる。X-E4にXF27mm f2.8のパンケーキレンズ付けた方がカメラとしては小さいかな。

OVF(光学ファインダー)に切り替えて撮影できるのは、僕には良さがわからなかった。OVFだとファインダーで覗いた時の像のパースが実際の写真よりも大分効いてるし。ただそういうギミックがこのカメラの売りの一つなんだろうから、こればっかりは好み。

ただ僕が何よりも一番気になったのがX100VIのシャッター音。電子シャッターもメッカシャッターも「チチャ、チチャ」と、結構音がしょぼい。X-E4はシャッター音がすごい良いから。X-T5も「シャシャッ!シャシャッ!」と、しっかりしたシャッター音(音量という意味ではない)で悪くない。野鳥撮影で連写してる時なんかは撮っててけっこう上がる。まぁX100VIで野鳥撮影するわけじゃないけど、、


僕の中ではシャッター音で勝負付いたなという感じ。

 

 

FUJIFILM X-T30 II」

タイではまだ現行機のFUJIFILM X-T30 II。はじめてまともに触ったけど、X-T30 IIってX-T5(時期的にX-T4かな)のミニ版みたいな感じですごい小さいね!思ったんだけど、小ささ求めてのコンデジだったらX100よりこっちなんじゃないかな? ただX-T5より小さい分、ダイヤルとかの軍幹部もなんかミニチュア感があって、ちょっと男心はあまりくすぐらないカメラかなとは感じたけど。


でも僕の奥さんとかが「カメラ欲しい」とか言い出したら、X-T30 IIのサイズ感は女性にはとても良いなと思った。


FUJIFILM X-T30 II(シルバー)

 

 

【まとめ】

という事で僕もX100VIを触ってきたわけですが、やっぱりどう考えても28万円は高い(実売の25万円も高い)。4年前のiPhone12と最新のiPhone15との値上げ幅なんかで考えると、X100VIも本当は19万円ぐらいで出ても良いはずの製品なんだと思う。その価格で出せないのは性能が上がったとか円安のせいだけじゃなくて、単純にメーカーがアップルほどの販売力が無くて商品単価を上げないといけないからなんだと思う。

コンデジ製品はリコーのGR IIIは後継機が出るかわからないし(出たとしても値段も一気に高くなる可能性もある)、マイクロフォーサーズなんかも最新コンデジの噂は聞かない。基本コンデジって悩めるほど数がないんだよね。そう考えるとX-E4も売らずにサブ機として残しておいても良かったのかなと今更ながらに少し後悔、、当時は値段も(11万円くらい)、本体の大きさにしても、コンデジと捉えたらX-E4は結構良いカメラだったかも知れない。X100VIを見て改めてそう思い返しました。


FUJIFILM X-E4

 

FUJIFILM X100VI」を触ってきた。でした。

 

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フジカラーで野鳥写真『写真プリント』

Fujifilm X-T5にTamron150-500mm f5-6.7の超望遠ズームで撮影した野鳥写真のここ最近のものを何点か写真プリントしてきました。

写真サイズ40×50cm

写真サイズ20×29cm(外側30×40cm)



部屋が狭くて綺麗に撮れるところが無くてすいません;; 写真の大きさはIKEAの額に合わせた40×50cmのポスターサイズと、凡そA4サイズの20×29cmの2種類。40×50cmのはA2(42×59.4cm)より気持ち小さいサイズ感。フジのカメラは縦横比3:2がベーシックなので5:4のポスターサイズだと写真の両サイドがけっこう切れてしまうので、見た時の印象も大分変ります。ただ、5:4のポスターサイズは実際出来上がったものを見るとサイドが無い分、被写体の野鳥が大きく見えてインパクトあって良いなと思います。40×50cmの方は写真プリントの専門店。20×29cmの方は富士フイルム「WONDER PHOTO SHOP」でプリント。どちらもフジカラーフォト用紙を使用してます。

▼フォトフレームはこちらの額を使用


▼【東京・表参道】WONDER PHOTO SHOP(僕はタイのとこだけど)

wps-jp.fujifilm.com

 

<野鳥写真をプリント>

40x50cmのポスターサイズ

僕の野鳥撮影でのテーマの一つにちゃんと紙にプリントした時にそれが作品として見れるかどうか。PCやスマホで見てる分にはOKだった解像感や色味も実際プリントすると「なんじゃこりゃ?!」って事が今までにも何度かあって、ある程度気に入った写真がまとまった段階で写真屋にデータを持って行き写真プリントするようにしています。


特にフジフイルムのカメラの場合はフィルムシュミレーションが特徴的な写りをするので、PCやスマホで見る分にはインパクトあるな雰囲気あるなって感じる部分も、実際にプリントすると少し色がくど過ぎたり、雰囲気あるなと思ってた部分にそこまで雰囲気を感じなかったり、写真の色もだけど飛翔撮影でのシャッタースピードISO感度の設定、写真のトリミングや構図など、PCやスマホ画面で完結するよりも、ちゃんと紙にプリントする事でより完成イメージを持って野鳥撮影がおこなえるように感じてます。


カメラの腕もだけど、それ以上に野鳥写真に対する意識レベルは間違いなく上がります。

 

<大きくプリントするのがおすすめ>

フジカラーフォト用紙

野鳥撮影してる人なら誰もがカメラ本体の画素数とか、レンズの焦点距離にはこだわりがあると思うけど、野鳥写真のプリントもどうせやるならA4とかじゃなく、写真屋にいって一度はA2とか全紙で大きく写真プリントしてもらうのがおすすめです。僕が使ってる4020万画素のFujifilm X-T5も、けっこうトリミングしたとしても全紙(45.7×56.0cm)ぐらいなら全然綺麗にプリントできます。今までプリントしてきた感じだとA2サイズぐらいから高画素機が本領発揮します。

それとプリントしに行く写真屋でフジカラーフォト用紙をあればフジカラーのを選ぶのがおすすめです。フォト用紙で色の乗り具合はけっこう変わります。ただ写真プリントは写真屋の使ってる印刷機によっても大分出てくる色が違うので、僕も自分の好みの色に出会うまでいくつか写真屋を変えました。お店との相性もあるので、こればかりは自分で色々な写真屋でプリントして試しながら選んでいくしかありません。


まだ僕自身試したことが無いけどせっかくフジのカメラを使ってるので“この一枚”という野鳥写真が撮れたら「FUJICOLOR PREMIUM PRINT」での銀塩プリントも一度試してみたいと思ってます(確かに写真は銀塩の方が出来が良い)。

▼FUJICOLOR PREMIUM PRINT

fujifilmmall.jp

 

<写真現像ソフト>

Adobe Lightroom

僕はRAWで撮った写真の現像にはAdobeLightroomを使ってます。Adobeのソフトはイラストレーターやフォトショップを仕事で長く使ってるので、Lightroomの操作に違和感なく入れたというのもあるけど、LuminarやSILKYPIXDxO PhotoLab、それにフジ純正のFUJIFILM X RAW STUDIOなんかも一通り試して、やっぱりLightroomなんじゃないかと思います(特に色編集には一律の長があると思う)。別にソフトは使いやすいのを使えば良いけど、どちらにしても撮って出しのまま写真屋持って行ったら向こうの裁量でプリントサイズに合わせて左右バツンと切られてしまうので、四隅までしっかり写真にこだわりたいなら現像ソフトは使うしかありません。

▼【おすすめ】Adobe Lightroom

Lightroomにはクラウド型と、ローカル型のLightroom Classicがあるけど、僕はPCとスマホiPad等も)両方で作業可能な上記のクラウド型「Lightroom」を使用してます。

 

【まとめ】

僕が十代、二十代の頃に一番よく僕も、そして周りも使ってたカメラと言えば『写ルンです』とかの使い捨てカメラで、写真屋いってプリントして出来上がったものを見て初めて「写真」と呼んでました。仕事でも若い頃は雑誌や紙媒体の広告デザインをずっとしていて、カメラマンから送られてくるデータは「画像」と呼んでて、なんとなく今、自分でミラーレスカメラを使って撮って、PC上にある画像を「写真」と呼ぶことに、まだ少し慣れない違和感みたいなのがあって(それに対する拒否感は無い)、ちゃんとプリントして出来上がったものを見るとすごいすっきり「写真」と呼べる感じがあります。多分これは自分の若い頃はスマホのカメラにしてもまだまだ大したことなく、写真はカメラで撮ってプリントして見るものという時代背景が影響してるんだろうけど。

ただ「写真」の呼び方どうこうは別として、写真をプリントすることに野鳥撮影での自分の中の達成感、完成写真みたいなものは感じます。PCのモニターやスマホなんかだと自分がこれでOKと思ったものでも特にスマホなんかは僕のiPhone11と奥さんのiPhone14 Pro Maxでも色味が大分違っていて、「いやーこれ本当はこんな色じゃ無いんだよなぁ、、」みたいなのはあって、写真プリントするとようやく誰が見ても僕の見てほしい野鳥写真の色になってくれるんです。

カメラとレンズの性能。特にカメラのAF性能は野鳥の飛翔撮影をする上ではすごい大事で、そこは絶対無視できないんだけど、写真の色というのも同じぐらい大事で、これを無視すると野鳥写真が一生作品にはなってくれないと僕自身は感じてます。


という事で野鳥撮影の写真プリント。次回はIKEAに売ってる50×70cmのフォトフレームを買って、もっと大きく野鳥の写真プリントに挑戦してみようかと考えてます。

 

@F/6.7 1/2500s ISO-1600 500mm (35eq.750mm)

@F/5.6 1/2500s ISO-640 247mm (35eq.371mm)

@F/6.7 1/2500s ISO-1600 500mm (35eq.750mm)

@F/6.3 1/2500s ISO-1250 408mm (35eq.612mm)

※写真プリントの時は写真下のネームは外してます。


▼このカメラとレンズで撮りました。

▼フィルムシュミレーションはこれでマスター

 

フジカラーで野鳥写真『写真プリント』でした。


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ブルーコーティングされたUVフィルター K&F Concept「SEE THE UNSEEN」

『深くてドラマチックな青空を作り出す』UVフィルターということで、、XC15-45mm f3.5-5.6のズームレンズ用に52mmのブルーコーティングされたUVフィルターK&F Conceptの「SEE THE UNSEEN HMC UV Filter C-Series」を買ってみました。

 

「K&F Concept」

K&F Conceptは中国のメーカーで、タイで売ってるこういった類はK&F Conceptに限らず大体中国メーカー(日本のKenkoもたまに見掛けるけど値段は高い)。で、このブルーコーティングされた「SEE THE UNSEEN」シリーズはネットで見る限り日本では販売してないみたい。


▼K&F Concept(Amazonamzn.to

▼付けるとこうなるらしい



これはフジフイルムのカメラ(X-T5)で撮ってていつも思う事だけど、フジのカメラは青がどうも弱い(その代わり植物とか森の緑色は綺麗に出てくれる)。なので空とか海も白っちゃけたというかくすんだ色になりやすくて、一応フジのカメラには「カラークローム ブルー」という青を強調してくれる機能もあるけど、逆にこれを使うと空とかが青く塗ったような一辺倒な青色になって個人的にはあまり好きじゃない。コントラストを強くしたいならCPLフィルターてのもあるけど、強調したいとも少し違って(空以外も全体的にコントラストが掛かると思うし)。。そこで、いろいろネットで調べてたらタイのネットショップのレビューでもすこぶる評判の良い「海の色を鮮やかにしてくれる」とおすすめのブルーコーティングされたUVフィルターK&F Conceptの「SEE THE UNSEEN HMC UV Filter C-Series」を見つけて買ってみました。189バーツ(800円ぐらい)って値段はタイで売ってるUVフィルターの中でも大分安い方だと思う。

 

という事で、ブルーコーテイングのUVフィルター付けて公園行ってきました。

 

タイの桜

フィルムシュミレーションはASTIA

Classic Negで撮影


気持ちいつもより空の色が残ってくれてるような感じもするけど、撮ってた時の感触としては正直そこまでわからなかった。。基本はUVフィルターだからわからないぐらいにクリアにしてくれるのが丁度良いのかも知れないけど(そういうつもりで買ったわけじゃないけど,,)、、正解かどうかはもっと晴れた日の海とかで撮ってこないとわからないかも。とりあえずレンズの保護はしてくれる..


海で撮ってきたら続編アップします,,
ブルーコーティングされたUVフィルターでした。

 

これも付けたまま撮影したひまわり

多分スズメ

Fujifilm X-T5 / XC15-45mm f3.5-5.6

このカメラとレンズで撮影しました。

 

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「FUJIFILM X100VI」タイは3月1日発売



タイの「FUJIFILM X100VI」の発売日が発表されてました。

発売は3月1日。価格は59,990バーツ。日本円で約25万円。
(カメラショップなんかでは既に予約開始)


安くはないけど、なんか思ったよりらしい値段でタイ出すんだなと(もうちょい高いと思ってた)。Fujifilm ThailandのSNSもけっこう好印象なコメントで盛り上がってるし、すぐに無くなりそうな予感。


これ今の円安レートだと25万円だけど、タイ人からしたら59,990バーツは21万とか22万円ぐらいの感覚じゃないかな(日本円が強い頃なら18万だった、、)。


タイだとX-T5が62,990バーツ(263,000円)
Nikon Zfが82,990バーツ(347,000円)※日本語無し
Sony α7C IIが72,990バーツ(305,000円)※日本語無し
OM-1 Mark IIが99,990バーツ(417,000円)
Canon R8が52,590バーツ(220,000円)
※ちなみにX100Vも「X100VI」と同じ59,990バーツで売ってるの見た。

こうやって見ると、キャノンもだけどけっこうフジフイルムもちゃんとグローバルな値段で出してるなって。僕もレンズでもなんでも日本よりは高い値段で買ってるのでまぁ許そう。


僕がタイに来た10年以上前は日本製のデジカメとか日本の2、3倍は普通にしてたからね。。昨日からタイはX100VとX100Fの中古がけっこう出てる。

 

Fujifilm X100V

 

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「X Summit 2024」とX100VI、X-T5のファームウェアアップデートの話

X Summit TOKYO 2024 : 日本語版/ FUJIFILM - YouTube

 

本日2月20日の日本時間14時30分、僕のいるタイからで言えば12時半からおこなわれたフジフイルムの新機種発表会「X Summit TOKYO 2024」。仕事中断して、昼飯食って、リアルタイムでスタートから見ましたよー。

 

Fujifilm X100VI」

噂通りX100シリーズの新機種「X100VI」登場!! 2024年3月下旬の発売予定で税込28万1,600円。たけー!24万、25万ぐらいとは言われてたけど、税込みで改めて値段見るとかなり高い。これ僕の使ってるFujifilm X-T5よりも値段高いんじゃないか?最近登場したカメラはどのメーカーもけっこういい値段するから、別に25万でも28万でも良いんだけど、よは見た目も性能も28万のカメラには到底見えないって事が「たけー」って思ってしまう部分(あと見た目まるまる一緒ならX100VIじゃなくてX100V2とかで良かったんじゃないか?)。やっぱりねレンズ装着式のコンデジカメラは高くても10万円台ぐらいが良いよ。普段の買い物と考えるとそれでも若干高いけど、少し気張って「良し買うぞ」みたいなテンションで購入意欲も湧くし、値段含めてサブカメラとしての購入にも納得がいく。28万とかってもうメインカメラの値段でしょ。

「X100VI」が登場したことで一つ前の「X100V」が10万前半ぐらいまで中古で安くなるならサブ機に買いたいなとか思うけど、タイでも当分はそんな値段になんないだろ..


▼一つ前の「Fujifilm X100V」



「XF16-50mm F2.8-4.8」

XF18-55mmF2.8-4の後継ズームレンズとして登場すると言われてた「XF16-50mm F2.8-4.8」は値段も詳細も無しで発表のみだった。まぁ近く?今年の早い段階で発売されることは間違いないんだろう。値段次第だけど今使ってるXC15-45mm F3.5-5.6(悪くはないけど常に75点みたいな写り)の代わりに欲しいとは考えてる。


▼僕が今使ってる「XC15-45mm F3.5-5.6」

 

 

「X-T5ファームウェアアップデート予定」

僕の使ってるX-T5含め、X-H2S, X-H2, X-S20とまたまたファームウェアアップデートの予定があるとのこと!新しいフィルムシュミレーションのREALA ACE(リアラエース)を入れてくれるんだって。それと被写体検出とAFトラッキングも強化してくれるみたい。ここ最近のフジは色々とストレス溜まるけど、ことX-T5に関しては大事にしてくれてる感じがして、使ってる身としてはなんとも嬉しい。こういうのって買った身としては無かったものみたいな扱いされるのが一番ムカつくからね。

【X-T5のAF性能について】
今年の1月終わりの方で「Ver.2.10」にファームウェアアップデートされたけど、AF周りのアップデートとの記載はなかったけど野鳥撮影しててフォーカス精度が前より良くなった感じがする。性能が上がったというより精度が良くなったというかAFが前よりバタつかなくなったというか。AF周りのアップデートは何回してくれても良いので、今回のファームウェアアップデート予定の発表にAFも含まれてるのは嬉しい限り。


▼「Ver.2.10」にアップデートして撮影した飛翔写真

アオショウビン

インドコキンメフクロウ


何だかんだX-T5を使ってて思うのが、フジフイルムのAPS-C機の現行ならX-T5が一番バランス取れてて良いカメラなんじゃないかなと思う。X-H2はタイ人の友達が使ってたけどこのデカさ使うならフルサイズ機が欲しくなるぐらいデカい。。X-H2Sもデカいけど高速で飛ぶ鳥を撮ってもローリングシャッター歪みが少ない電子シャッターは魅力(連写枚数も魅力だけど)。ただ2600万画素のX-H2Sだと野鳥撮影してトリミングもして、ある程度大きめサイズで写真プリントもするとなると、4000万画素の写真を見た後だと正直物足りない。そういうトータルで考えるとフジの中の1番の性能良いカメラってわけじゃないけど、バランスではX-T5は1番のカメラなんじゃないかと思う。僕はね。


▼僕がメイン機で使ってる「Fujifilm X-T5」

▼野鳥撮影に使ってるレンズ

 

 

「まとめ」

今回の「X Summit TOKYO 2024」は新作発表が「X100VI」だけだったのは少し物足りなかった。はっきり言ってカメラだけの発表だとそのカメラに興味がない人にとってはただ見てるだけの発表会になってしまう。せめてXF16-50mm F2.8-4.8のズームレンズも頑張って正式発表してくれたら良かったのになと。個人的には自分が使ってるX-T5含むファームウェアアップデートの次回予定が発表されたのでそこは良しという感じだけど。


それとフジフイルム90周年でしかもフジのお膝元の東京開催の「X Summit TOKYO 2024」の割には、全然東京感がなかったし(僕は東京っ子)、海外の写真家たちのインタビューや、彼らが撮る着物や神社の写真なんかも、敢えてインターナショナル感を出したかったんだろうけど、僕は見ててエセ東京みたいな雰囲気をすごい感じた。去年タイのバンコクで開催されたX-S20の新作発表会「X Summit BKK 2023」は、まぁ自分が住んでるというのもあるけど、場所も写真家や出演者なんかも思いっきりタイで固めてて『ザ・バンコク』って感じで、特に「X Summit」の後にイベント開催されたFUJIKINAはバンコクの主要スポットを4つジャック(フジが用意したトゥクトゥクに乗ってそれを回る)して僕も遊びに行ったけどまぁ凄かった。今回の「X Summit TOKYO 2024」も日本の写真家で固めて会話も日本語で字幕を英語にするとか『ザ・東京』、もっと日本を打ち出しても良かったんじゃないかと、僕はそう感じました。



バンコクで開催されたFUJIKINAの時の様子

yotarosuite.com

 

好き勝手に「X Summit 2024」とX100VI、X-T5のファームウェアアップデートの話でした。

 

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