
僕たちThe Greed、中国のTheNoName、スペインのNon Serviumとパンクロック3バンドで回った中国3日間のライブツアー。初日の武漢(ウーハン)、二日目の長沙(チャンシャー)、そして三日目の最終日は、伝統とモダン、東西文化が交わる、香港近くの港町「広州(クワンチョウ)」でライブをおこないました。
ツアー用に買ったソニーのコンデジZV-1で撮影した写真と共にお届けします。
一部、僕のiPhone16Proでも撮影しました。




朝5時、ホテルの前に集合してミニバスで広州(クワンチョウ)へ。ところがドライバー会社の手配ミスで、ミニバスというより少し大きなハイエースぐらいの車でホテルに現れた、、今回のツアー主催のThe NoNameのボーカルとドライバー会社は朝から口論。全員では乗れないので、スペインのメンバーは電車で広州に。僕らはぎゅうぎゅう詰めの車で向かうことになりました。
面白いのが、ドライバー会社もがんがん文句を言い返すところ。こういう部分も良く言えば中国の強さなのかなとか思いつつ、ツアー三日目、最後の街「広州」へ。しかも中国のゴールデンウィーク真っ只中で、大・大渋滞の中、16時間かけて。。




道中ではトイレ休憩と昼食で2回ほどサービスエリアに。中国はトイレがまじで凄いんですよね、、もうずーっと洋服の袖で鼻のあたりを防ぎながら。。それと、店の中にコンセントあったら何か買って、とにかくスマホの充電チャージ。何度かツアー行ってわかったのは、モバイルバッテリーを持っていてもスマホの充電が足らない。ネット共有してメンバーも自分のスマホでネットしたり、充電が切れた人がいたらモバイルバッテリーを貸し借りしたり。まぁ旅は助け合いということで、とにかくスマホのバッテリーがすぐに無くなる。コンデジを持って行くのは、写真や特に動画はできるだけカメラで、そういうのもあるかもしれません。


そんなこんなで大渋滞の影響もあり、僕たちはすでに1バンド目が始まってしまった夜8時過ぎにようやく広州(クワンチョウ)に到着しました。




最終日にふさわしい広くて大きなライブ会場。会場もだけど、外の建物や周りの施設(特にトイレ)がやたらと綺麗。夜中に着いたこともあって、ライブ会場の周りしか出歩いていないのでこの街の全体像はわからないけど、初日・二日目とは明らかに違う街と人の雰囲気。ベタな言い方すると、シンガポールの空港周辺みたいな感じ。




という事で、到着して楽屋で少し休憩した後、僕たち3バンドの出番です。トップバッターは、中国の「The NoName」からライブスタート。












普段なかなかこんな大きなライブ会場で演奏する事がないのですが(あっても年に数回の野外フェスぐらい)。ステージも大きく、その分照明も明るいのでISOを上げなくても明るさは問題なし。多分こいういう大きい会場だったら、F2.8通しはもちろん、F4とかもっと暗いレンズでも全然いける感じがします。ただ、僕らが普段やるようなライブハウスでは、ZV-1の広角側24mmのF1.8ぐらいの明るさは欲しい。コンデジに限らず、僕が使ってるマイクロフォーサーズのLumix GX7mk2でも、APS-C機のX-T5でも、ISO上げる以前にレンズそのものが明るくないとなかなか厳しい撮影になります。

しかし中国のバンドと言えど、パンクロックミュージックな彼ら。昨夜の長沙(チャンシャー)もですが、今夜はそれ以上に、普段こういう音楽を聴いてなさそうなお客さんばかりだったけど、なかなかの盛り上がりでした。うまく表現できてるかわからないけど、綺麗な格好をしたお姉さんがフロアで踊ってる輪に入って、ぐるぐる回り出すわけです(サークルモッシュって呼び方をします)。これには僕も日本から数えると大分長くバンドやってますが、あまり見たことのない光景で驚きました。中国の人は、表現がとてもストレートなのかもしれません。















ZV-1で手持ち4K動画撮影
スペインのブルータル・ストリートパンクバンド「Non Servium」。ストリートパンクの前に“ブルータル”ってつけてるバンドを初めて見ましたが、、三日間通して持っていかれた感じします。。最終日は、彼らの足首ぐらいは掴んでやりたい気持ちで、僕も、多分他のメンバーも同じ気持ちだったと思うけど、最後の力を振り絞って全力でライブしました。次に繋がる爪痕ぐらいは、残せたんじゃないかとは思います。


僕は「はい、チーズ!」みたいな写真があまり好きじゃなくて、奥さんとでもほとんど撮らないのですが、この時は何となく僕の方から「撮りますよ」と。ボーカル二人のこの写真、けっこう好きです。色味がね。ZV-1の残念な点として、カラー調整できる項目が少ないこと。なので僕はクリエイティブスタイルは「ポートレート」固定で、あとはその都度ホワイトバランスで調整しています。

米粉から作られた平たい麺の炒河粉(チャオハーフェン)。ライブ終わりで腹が減ってたのもあるけど、中国で食べたご飯でこれが一番美味しかったかも。僕たちはこの後、飛行機に乗ってタイに帰るので、夕飯は楽屋で軽く食べて済ませました。









という事で、中国3日間ライブツアーが無事終了しました。近くて遠い国、中国。今回僕たちを招待してくれた中国のThe NoNameとは、シンガポールやインドネシア、それにタイでも一緒にツアーを回ったことがあり、互いに信頼関係があったのはもちろんだけど、中国で出会ったすべての人が温かった。ご飯屋でもコンビニでも、サービスエリアでは僕のスマホのネットが使えなくなってしまって(ローミングサービスの期限が切れて追加購入ができずにいた)、店員さんがネットを使わせてくれたり。そしてスペインのNon Serviumは、気さくで良い人たちでした。
それなりに気合を入れて挑んだ中国ツアー。気づけばどこの街でも、どこのライブハウスでも、僕たちのパンクロックはみんなのやさしいノイズに包まれていました。まぁ、何喋ってるか言葉はあまりわからなかったけど..






スマホで撮ったライブ動画
僕たちのライブ動画は、みんながスマホで撮ってくれたものです。写真はわりとライブハウスに一眼カメラとかで撮影してる人もいるけど、動画は大抵スマホかアクションカムの人が多いので、ZV-1でも動画撮ると、画質も音も良くて喜んでもらえます。


Sony ZV-1を持って中国3日間ライブツアー。これにて完結です。
ありがとうございました。(2025/10/5撮影)
▼初日の武漢(ウーハン)はこちら
▼二日目の長沙(チャンシャー)
こちらのコンデジZV-1で撮りました。
▼ZV-1用グリップ(買うならこれ一択)
▼腕にも首にも掛けられて便利
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