僕の野鳥撮影『海沿いの鳥たち』

タイもゴールデンウィーク。タイのリゾート地パタヤの北に位置するナークルアに泊りで海沿いの鳥たちを撮影しに行ってきました。

今回の主役リュウキュウツバメ。朝から少し天気が悪かったけどこれが撮りたくてパタヤまでやってきたわけですが。僕の住むバンコクにもツバメは沢山見かけますが（コンドミニアムのベンダからも毎日飛んでる姿が見えます）、ツバメの飛翔シーンが撮りやすい場所となると限られてきます。パタヤのナークルア方面の海沿いはけっこう沢山のツバメが飛んでいて海の青をバックに撮れるので僕の好きな撮影スポットの一つでもあります。

僕が使ってるフジのX-T5にタムロン150-500mmの超望遠ズームだと、ツバメのような速い飛翔の鳥になると何度もトライできないとなかなかAFを合わせるのが難しいのですが、ここのツバメは日中ずっと同じ場所辺りにいるので、何度もトライできるのもお気に入りポイントの一つです。

という事で、ここからは同じ海沿い近くで撮れたツバメ以外の鳥たちです。

オウチュウの中でもダントツの存在感のカザリオウチュウ。タイでも自然公園やお寺以外（タイは鳥が集まるように水溜りを置いてる所がけっこうある）で目にしたのは多分今回が初めて。尾のヒラヒラが一つ取れちゃってるようです。

今回何度か目にしたシロボシオオゴシキドリ。普段、タイで野鳥撮影に出かけてもほぼどこに行っても見かけることが無いけど、ナークルアの海沿いではシロボシオオゴシキドリをけっこう何度も見かけました。

タイではシーズンにはこれ目当てアユタヤまで撮影に行く人も多い人気の野鳥ヤツガシラ。ナークルアの海沿いの木の枝に普通に留まってました。

海辺を横切るように飛んできたナンヨウショウビン（飛んでるところは撮れなかったけど、、）。川と海の境にあるマングローブなんかではよく見かけるけど、海辺を飛ぶカワセミ科の野鳥を見たのは今回が初めて。ただ普段よく見るナンヨウショウビンとは少し雰囲気が違うので海辺で進化したパタヤバージョンのナンヨウショウビンなのかも。

海沿いの宿泊していたホテル近くの道の電信柱にいた二羽のハリオハチクイ。車でゆっくり目の前までいって車のドア越しからの撮影。普段より大分近くから撮れた気がします。海辺のホテルに行くとけっこうハリオハチクイを見かける事が多いです。

この日は海沿いを飛んでる数が少なかったシラサギ。前日の大雨のせいで海岸際の水嵩が増してたせいもあるかも知れません。天気が良い日だとここで撮れるシラサギがすごい綺麗でお気に入りなんですけどね。

という事で、パタヤの北に位置するナークルアの海沿いで撮影した野鳥たち。朝、昼とあまり天気が良くなくて、晴天の晴れ晴れした中での撮影とまではいかなかったけど、普段あまり見かけないカザリオウチュウやヤツガシラまでいて、いつもよりいろいろな野鳥を撮影することが出来ました。

パタヤはバンコクからも車で2時間ぐらいと比較的近く、ビーチや街の中心地は夜の歓楽街としても有名なタイのリゾート都市ですが（ナ・ジョムティエンまで行くと静かなリゾートエリアになります）、僕のよく行くナークルアはパタヤの中心地からは少し離れた比較的西洋人の宿泊客が多いエリアで、ローカルエリアと隣接したエリアでもあるので、地元の人たちが船橋で釣りをしていたり（僕もそこに混ざって釣りしてます）、朝は漁船の近くに鳥たちが集まってくるので釣りと鳥を撮るのが好きな僕にとってはナークルアは野鳥も撮れてリゾート地でもあるお気に入りエリアです。

ちなみにパタヤの周辺にも若干ですが野鳥撮影好きな人たちが訪れる野鳥スポットが山の方なんかにはあります。ただ、せっかく海に来たのなら、海沿いで遭遇した鳥たちを自由気ままに撮ってる方が僕は好きかなって。鳥たちも電信柱や電線に留まってる事が多いのでそういう点では絵になりにくい部分はあるけど、それはそれで鳥たちの自然な行動のようにも感じ取れて、本当の野鳥の姿を撮ってるような感覚は僕の中にはあります。

最後は最近また、海の方に行く時にいつも持ち歩いてる旧オリンパスのコンデジTG-4で撮った写真を何枚か。やっぱりコンパクトでしかも頑丈で水に濡れても平気なの愛用してます。ただ写りがもうちょい良ければなと（接写して撮れるのでそこは楽しいけど）。もう10年ぐらい使ってるので新しいOM SYSTEMのTG-7を買おうかと検討中ですが、如何せん画質があまり良くない。ただこれに替わるコンデジが見つかりません。

そんな感じでゴールデンウィークにパタヤのナークルアで撮ってきた海沿いの鳥たち。最近の僕は出来るだけ外の広いフィールドで自然に出会った野鳥たちを撮るようにしています。もちろん自然公園や野鳥スポットみたいな所でしか撮れない鳥もいるので、それはそれで良いんだけど、どうしても撮った写真に自分の中のストーリーみたいなものが感じにくくて、珍しい鳥も撮りたいけど、それ以上に撮影体験みたいなものをもっと感じながら撮影したいといろんな所へカメラを持って出掛けてます。そんな感じの最近の僕の野鳥撮影でした。