MONOKIRI 35mm

フジフイルムのカメラを中心にモノ切りブログ

タイのカメラ事情

タイのカメラショップ:https://www.zoomcamera.net/

今回フジフイルムから新しく発売されるX-T5は、タイでもけっこういつも以上に力入れて宣伝しているように思います。X-H2SやX-H2の時とは明らかに宣伝具合が違う感じで(特にX-H2Sは言ってもタイで考えるとちょっと高いので)、タイのフジフイルム公式の宣伝や、ネット記事。カメラショップなんかの宣伝を見るだけでも力の入れ具合を感じます。もしかしたらX-T5はタイでも事前予約しないと発売当日買うのは難しいかも知れません。


<タイのカメラ事情>

タイも日本とほぼ変わらないのかも知れませんが、やはりソニー、キャノンを使ってる人が多いように感じます。そしてフルサイズを使ってる人が多い(アジアでカメラ趣味な人は基本お金持ちなのでね)。このソニー、キャノンという並びは、5,6年それか7,8年前まではキャノン、ニコンソニーだったように思います。僕が携わってるバンド音楽のような現場でもプロのカメラマン含めてやっぱりソニーとキャノンが多いかな。こっちにいる西洋人はソニーが多いように感じます(これはソニーショップがタイのデパートどこにでも入ってる事も大きく影響してるかも知れません)。ただライブハウスに一眼レフ持って撮影しにくるライブフォト専門にカメラ撮影してるキッズたちはキャノン、それにニコンも割かし多いように感じます。ここらへんはヴィンテージのリーバイス501のジーンズを穿くような感覚で、少し年季の入った一眼レフをファッション含めて手にしているように感じます。こないだ参加したタイの星景写真の撮影ツアーでは年配の方やプロの方が多くキャノンを使ってる人が多かったです(一緒のツアーに参加されてた老人ご夫婦のお二人はビッと決まったソニーのフルサイズ機でした)。ただ野鳥撮影のタイ人先生だけは毎回フジのGFXにハット帽です。どんな撮影でも必ずGFXにハット帽で来られるのでもしかしたらメーカーからのスポンサードとかトレードマーク的要素もあるのかも知れません。

 

で、僕が使ってるフジフイルムなんですが。タイはけっこうフジフイルムは人気かも知れません。ショールームもあるし、フジ主催のフォトイベントなんかも盛んに行われてます。それと分かりやすい理由の一つとして、カメラショップのショーウィンドウの手前は大抵フジフイルムかソニーなのです。それにフジはソニーと合わせてレンズコーナーも豊富です(フジフイルム専門に扱ってる中古ショップなんかもあります)。あとオリンパス(OM SYSTEM)もまーまー手前に置いてある。つまり金持ちタイ人は店の奥まで行ってソニーかキャノンのフルサイズ。で、それ以外は店の手前でサクッとフジのAPS-C機かソニーAPS-C機か、それかオリンパスマイクロフォーサーズかと、タイのカメラマーケットはうまく住み分けされてるのかも知れませんw

 

ちなみにタイにもソニーショップがありますので、カメラもテレビなんかの電化製品でもソニー製は豊富に売ってるのですが、タイにいる日本人でソニーのカメラを使ってる人は、日本から持ってきた人でもない限りほとんどいないと思います。これは“タイで売ってる(というより海外の)ソニーのカメラは日本語が入っていない”という、超鬼仕様な事情があるからです。ソニーのカスタマーセンターに持って行こうが、日本に持ち帰ろうが日本語が入らない仕様です(英語は入ってるので西洋人は普通に買います)。フジフイルムやキャノンはタイで売ってるカメラも日本語が入ってます。なのでここら辺も、僕がミラーレスカメラを購入する際に、フジフイルムを選んだ理由の一つではあります。

この日本語問題は、カメラに限らずスマホやノートPCなんかでもありますね海外だと。まー昔の話ではありますがシャープのスマホに日本語入ってなくて、iPhoneには入ってて。そりゃ売れないですから海外で。


それはそうと、タイの人はカメラはカメラというあくまで撮影するための道具という感覚があるのか、あまり性能や機材でピーチクパーチク言わないです。こないだ参加した撮影ツアーでも移動中の車内で誰一人、機材やメーカーのことでうだうだ話してる人はいなかったかな(全員僕より良い機材でしたけどね)。基本タイは人に対してリスペクトな国なんで、GFX使ってるカメラの先生も「グー!グー!」って会うといつも僕のX-E4を褒めてくれます(笑)これはバンドなんかでも同じで、けっこう長くタイで音楽活動してますが楽器や機材のことでタイ人とウダウダ話すことってほとんど無くて、こっちでもそういう話題は大抵日本人が降ってきますw西洋人なんかはカメラでも「ワットユアカメラ?」「フジ」「オー!クール!」こんな感じなので。まぁ日本人ほどモノやブランドに細かく執着心持ってる人間も世界見渡してもなかなかいないかも知れませんけどね。

タイのカメラ事情でした。